著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

緯武経文【いぶけいぶん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【四字熟語】
緯武経文

【読み方】
いぶけいぶん

【意味】
文武両道を重んじて国を治めること。

【語源・由来】
「緯」は横糸、「経」は縦糸、「武」を横糸、「文」を縦糸として美しい布を織る意。

【典拠・出典】
晋書』「文六王伝・賛」

【類義語】
文武両道(ぶんぶりょうどう)
・経文緯武(けいぶんいぶ)
・左文右武(さぶんゆうぶ)
・文事武備(ぶんじぶび)
右文左武(ゆうぶんさぶ)

【英語訳】
foundation of politics with regarding sports and scholarship

foundationは「土台」という意味の名詞。politicsは「政治」という意味の名詞。regardは「考える」という意味の動詞。scholarshipは「学問」という意味の名詞。
英文例
その政府は緯武経文な政治を行った。The government did the foundation of politics with regarding sports and scholarship.

緯武経文(いぶけいぶん)の使い方

ともこ
野球部のキャプテンって、学校内で結構有名なのね
健太
まあね、スポーツも勉強もできるからね
ともこ
緯武経文なのね、すてきだわ
健太
ぼくもそう言われたいなぁ

緯武経文(いぶけいぶん)の例文

  1. その政治家は、後に緯武経文の政治を行ったとして大いに評価された。
  2. 当時の政府は、緯武経文を柱に据えると宣言していた。
  3. 彼は学校内でも緯武経文としてとても有名だ。
  4. 部活動をしていても学業を疎かにせず、緯武経文を目指さなければいけない。
  5. 緯武経文な政治は、国を活性化する。

まとめ

「緯」は横糸、「経」は縦糸、「武」を横糸に、「文」を縦糸にして美しい布を織ることから、緯武経文(いぶけいぶん)は、武道と学芸の両方に重きをおくことを意味する言葉となりました。スポーツをがんばっている人も、できるだけ緯武経文(いぶけいぶん)を目指したいところですが、スポーツと学業を両立するのはなかなか難しいことです。しかし、あきらめずに頑張れば、きっとやれると思います。緯武経文(いぶけいぶん)の語源となっている、武を横糸、文を縦糸にした美しい布を織り上げられるよう、頑張りましょう。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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