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以杞包瓜【いきほうか】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

以杞包瓜の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
以杞包瓜

【読み方】
いきほうか

【意味】
高い位にいる者がへりくだって賢者を求めることのたとえ。
または、高位の人物が徳をもって、大衆を包み込むこと。

四字熟語の博士
「以杞包瓜」という四字熟語は、高い地位にいる人が、自分を低くして賢者や良い人材を求める様子を描いているんだよ。
また、高い地位の人がその徳や善良さで、たくさんの人たちを引き寄せたり守ったりすることも意味しているんだ。
助手ねこ
ああ、わかるわかる。要するに、「ええポジションにいても、自分を下げて良い人を探す」ってことやな。
それと同時に、「大物が、自分の良さでみんなを抱きしめる」って感じか。
これは、「立場が上でも謙虚に、そして人を大切にする心」を示す言葉やね!

【語源・由来】
易経の天風姤(てんぷうこう)五爻
『杞(き)を以って瓜(うり)を包む 章(あや)を含む 天自(より)隕(おつること)有り』より
「杞」は行李柳(こりやなぎ)のこと。高い位にいる人物をたとえる。
「瓜」は植物の瓜。平民をたとえる。
行李柳で編んだ籠に、壊れやすい瓜をしまう。自分自身を誇らず、内側に包んでいれば、災難に遭わず、天の恵みを受けられるでしょう。

【典拠・出典】
易経

【類義語】
草廬三顧(そうろさんこ)

【対義語】
唯我独尊(ゆいがどくそん)

【英語訳】
・A man of great humility
・High-ranking people protect the general public

以杞包瓜(いきほうか)の解説

カンタン!解説
解説

「以杞包瓜」というのは、大切な立場の人が、身分を気にせずに賢い人を探しに行くこと、または、そのような人が優しさや良い行動で、みんなを守ってあげることを指す言葉だよ。この言葉の由来は、古い中国の本「易経」から来ているんだよ。

「杞」とは、行李柳っていう木のことで、この木を使って、大事な立場の人を例えるんだ。「瓜」は、普通の瓜のことで、これは普通の人々、つまり私たちみたいな人を示すんだ。

この言葉の意味は、行李柳で作ったかごの中に、デリケートで壊れやすい瓜を入れることから来ているよ。つまり、もし自分が偉いとか、大事だとか思わずに、心からみんなを大切にし、守ってあげれば、災難から守られて、いいことがたくさんあるんじゃないかな。

以杞包瓜(いきほうか)の使い方

健太
新しい市長のあの態度は何だい!! 偉そうに!
ともこ
本当よね。選挙の時とは態度が全く違うわね。
健太
市長たるもの、以杞包瓜の精神で市民をまもってくれないと困るんだよな。
ともこ
さもなければ、トップの座にはふさわしくない人物ということになるわね。

以杞包瓜(いきほうか)の例文

例文
  1. あの教授は偉ぶらず、以杞包瓜の心で一般研究者にも分かりやすい説明をしてくれる。だから、研究がはかどるのだろうな。
  2. 江戸の町は乱れていた。将軍は以杞包瓜の気持ちで民衆と交わり、悪を撲滅。平和な町へと変えたのだった。
  3. 政治家たる者、以杞包瓜で民衆から学ばせてもらうのだ。その気持ちを忘れない限り、良い政治を続けることができる。
  4. 社長は会社のトイレ掃除まで時々するんだ。あれぞ、以杞包瓜。その姿を見て、社員みんなが今できることを自ずからやるようになったよ。
  5. あの先生は、校長が以杞包瓜して来てもらった、我が校の救世主なのだ。

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