【四字熟語】
一騎当千
【読み方】
いっきとうせん
【意味】
1人の騎馬武者が1000人の敵に対抗でき得るほど強いこと。転じて、学識・経験・手腕などが人並みすぐれた実力者。
「千」は「ぜん」とも読む。
【語源・由来】
「一騎当然」の語がみられるのは室町時代頃からで、中世末頃あでは「いっきとうぜん」と発音するのが一般的であった。同じ意味の語に「一人当千」があり、「一騎当千」が見られる以前の仏典にも見られるため、「一人当千」が生まれたと考えられる。
【典拠・出典】
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【類義語】
・一人当千(いちにんとうせん)
・一人当百(いちにんとうひゃく)
・蓋世不抜(がいせいふばつ)
・万夫不当(ばんぷふとう)
・百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
【英語訳】
match for a thousand.
英語例文
かれらはいずれも一騎当千のいわものだ Each of these men is a match for a thousand.
かれらはいずれも一騎当千のいわものだ Each of these men is a match for a thousand.
一騎当千(いっきとうせん)の使い方
バレーボールに入っているのだけど、すごい選手が入ってきたの。
あっ! 転校してきた生徒だね。一騎当千ともいうべき才能のあるアタッカーらしいよ。
一人でも才能のある選手がいると、皆も刺激となってチームが一丸となり仲間とのつながりも一段と大きくなりステップアップすると思う。
みんな頑張ってほしいね。全国大会があるからね。
一騎当千(いっきとうせん)の例文
- 新プロジェクトの担当メンバーは一騎当千の強者揃いだ。
- ここにいる二人は、一騎当千の働きをするにちがいないと信じます。
- この人を見方につければ、それこそ一騎当千の大活躍をしてくれる。
- 一騎当千の選手をむかえて、陸上のリレーチームは優勝も狙えるようになった。
- バスケットボールBリーグ戦で一騎当千といってもいい選手が優勝へと導いた。
まとめ
一騎当千は腕力だけではなく、人並み以上にすぐれた技術や経験の形容にも用いられる。「当千」は千人に当たるの意。「騎」は騎馬武者のこと。