【四字熟語】
大同小異
【読み方】
だいどうしょうい
【意味】
細かい違いがあるが、ほぼ同じであること。
【語源・由来】
『荘子』は荘子、つまり荘周によって書かれた思想書で、故事成語「大同小異」はこの本の第3部「雑編」の最後の項目「天下」に出てきます。「大同而与小同異、此之謂小同異。万物畢同畢異、此之謂大同異」がそれです。意味は「世の中には大同にして小同と異なるものがあり、これを小同異という。これに反して万物ことごとく同じく、ことごとく異なるものがあってこれを大同異という」ということ。
「大同」はほぼ同じこと。「小異」はわずかな差や違い。
「異」と「違」と書き誤らない。
【典拠・出典】
『荘子』「天下」
【類義語】
・同工異曲(どうこういきょく)
・五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)
・異曲同工(いきょくどうこう)
・五分五分(ごぶごぶ)
【対義語】
・大異小同(だいいしょうどう)
【英語訳】
general resemblance、substantial identity、general similarity、be much alike
例文 どの宗教も大同小異だ。
All religions are much of a muchness.
All religions are much of a muchness.
大同小異(だいどうしょうい)の使い方
新しいスマートフォンを買おうと思うの。
へえ!それはいいんじゃない?どこのスマートフォンを買うかは決めたの?
あの会社のはカメラが良さそうなんだけどこっちの会社のはデザインが好きで、でもカラーはこの会社の限定色が魅力的なんだよね。
でも結局ほとんどの会社のスペックは大同小異でしょ。
大同小異(だいどうしょうい)の例文
- 最近のファーストフード店は、どこも似たような味で似たようなキャンペーンで大同小異だ。
- 君のファッションは、大同小異だね。
- 君と彼とはよく張り合っているけど、見ているこっちからしたら大同小異だよ。
- 最近私の作る料理は、大同小異で味付けがマンネリ化している。
- あの定食屋の日替わりランチは、毎回大同小異なのでそろそろ飽きてきた。
- 君の会社が持ってくるプランは、すべて大同小異だね。もっといいものを作り直してきてくれないか。
- 2つの話は、大同小異であり魅力的ではない。
- この車のデザインは、最近大同小異だった車業界で新しい風を吹かせていた。
- 大同小異なデザインの建売住宅よりも、自分でデザインした注文住宅の方がよっぽどいい。