【四字熟語】
千里同風
【読み方】
せんりどうふう
日本漢字能力検定
5級【意味】
世の中がよく治まっていて平和であること。
逆に、世の中全体が混乱していることをいうときもある。
【語源・由来】
国全体が同じ状態にあることをいう。平和な場合にも、混乱している場合にも用いられる。
「千里(せんり)」とは、遠く離れた地域のこと。
「同風(どうふう)」とは、同じ風が国土の隅々まで行き渡っている意味。
「風」とは、風俗、教化という意味。
【類義語】
・万里同風(ばんりどうふう)
・刑鞭蒲朽(けいべんほきゅう)
【英語訳】
a country being in a state of universal peace; the world being peaceful and uneventful.
千里同風(せんりどうふう)の使い方

この頃、学校の中がとても平和だと思わないかい?

そうね。争い事も揉め事もなくて、安心して勉強できるわね。

千里同風がずっと続くといいね。

私もそう思うわ。
千里同風(せんりどうふう)の例文
- 国は今、千里同風という安定した状態を保っている。これからも、この状態が続くように努めたいと思う。
- あの事件がきっかけで、千里同風が巻き起こった。いつ平和が戻るのか、見当もつかない。
- 夫婦円満で家内安全、千里同風ということが良いのだと、父が話していた。
- あの頃は、とても世の中が荒れていて、落ち着かない状況だった。しかし今となっては、のんびりと過ごすことができている。千里同風というものか。
まとめ
千里同風というように、世の中がよく治まっていて平和なことで、安心して暮らすことができるのではないでしょうか。
しかし、世の中全体が混乱している場合にも、千里同風という場合があります。
国全体は同じ状態になる場合が多いので、平和な状態を維持したいものですね。