異端邪説の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
異端邪説
【読み方】
いたんじゃせつ
【意味】
正統とは認められていない思想、学説、信仰のこと。聖人が行うべきではないようなただしくない教えのこと。
なるほどな。つまり、「みんなと違う考え方を持つ少数派の人たちのこと」ってわけやな。
みんなが信じてることと違って、ちょっと変わった考え方を持つ人たちのことを指すんやな。
でも、違う考えがあること自体は悪いことじゃないで。色んな考え方があるからこそ、世界は面白いんやもんな!
みんなが信じてることと違って、ちょっと変わった考え方を持つ人たちのことを指すんやな。
でも、違う考えがあること自体は悪いことじゃないで。色んな考え方があるからこそ、世界は面白いんやもんな!
【語源・由来】
「異端」は正しい道や一般的な説から外れていること。または、少数派の主張。「邪説」はよこしまな考え、間違った説のこと。
【典拠・出典】
『宋史』「程顥伝(ていこうでん)」
【類義語】
・異端邪宗(いたんじゃしゅう)
・異端異説(いたんいせつ)
・邪説異端(じゃせついたん)
・邪宗異端(じゃしゅういたん)
・淫祠邪教(いんしじゃきょう)
【英語訳】
heretical doctrine
異端邪説(いたんじゃせつ)の解説
カンタン!解説
「異端邪説」というのは、普通とは違う、ちょっと変わった、または間違っていると思われる考え方や信じていること、学問のことを言うんだよ。
「異端」っていうのは、大多数の人たちが信じている正しいと思われる考え方や信じていることに対して、少数の人たちが信じている、ちょっと特殊な考え方や信じていることを指すんだ。
そして、「邪説」っていうのは、ちょっと曲がった、間違った考え方や主張のことを言うんだよ。だから、「異端邪説」っていうのは、普通とは違う、間違っていると思われる考え方や信じていることを指しているんだ。
これは、「論語」っていう本に出てくる言葉で、もともとは「正しい道から外れた考え方を否定し、間違った主張を取り払う」っていう意味だったんだよ。
だから、「異端邪説を唱える」と言うときは、大多数の人が思う正しい考え方とは違う、または間違った考え方を信じている、という意味になるんだ。
異端邪説(いたんじゃせつ)の使い方
新しい校則をつくろうかと考えているんだ!みんな学校にお菓子を持ってきていいっていう校則なんだけどどう思う?
え・・・いや~それはだめでしょう。給食だってあるんだし、授業中に食べちゃう子とかいるわよ絶対。
やっぱり僕のような少数派の意見は異端邪説で迫害を受けるんだなあ。いずれ僕が正しいってことを証明してみせるよ!さっそく生徒会に進言してみる!
あなたは本当に何をしに学校に行ってるの!そんなこといいから来週のテスト勉強でもしなさい!
異端邪説(いたんじゃせつ)の例文
- 彼の信仰している宗教は、彼の新しく住む町で異端邪説の扱いを受けていた。
- 学会の上層部は、自分たちの意に沿わない学説を異端邪説と決めつけてしまうので、新発見はなかなか誕生できなかった。
- 私のような考えは、今の世の中では異端邪説の扱いを受けるが、近い将来私の考えが正しかったことが世に広まるだろう。
- 君のような異端邪説の考えは、周りに悪影響を及ぼすだろう。
- 出る杭は打たれるように、異端邪説を唱えた人々も迫害を受けている。
- 同じ宗教内でも、異なる周波は異端邪説扱いをしているのだから、世界が平和になることなんて永遠にないのだろう。
異端邪説の文学作品などの用例
- 先師と言えば、外国より入って来るものを異端邪説として蛇蝎のように憎み嫌った人のように普通に思われているが、『静の岩屋』なぞをあけて見ると、近くは朝鮮、支那、印度、遠くは西の阿蘭陀まで、<島崎藤村・夜明け前>
- 彼の尤も信任せる丞相の李斯が、思想統一の為、君権擁護の為、異端邪説に関係ある古書を禁止せんことを上書したから、始皇は直に之を納れ、遂に所謂挟書の禁、焚書の令が発布されたのである。〈桑原隲藏・秦始皇帝〉
通常は、大多数の人々が認めている正しいとされる考え方とは異なるから、「異端」や「邪説」と呼ばれるわけさ。