一治一乱の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
一治一乱
【読み方】
いっちいちらん
【意味】
この世の治乱の変転を述べた語。あるいは治まり、あるいは乱れる。治まっているときもあり、乱れているときもある。
えーっと、それは「時々落ち着いてて、時々バタバタする」ってことやんな。
世の中は、いいことばっかりやなくて、時にはごちゃごちゃするけど、その後また落ち着く、そんな繰り返しやな。
これは、「安定と不安定が交互にくる」ってことを教えてるんやね。
世の中は、いいことばっかりやなくて、時にはごちゃごちゃするけど、その後また落ち着く、そんな繰り返しやな。
これは、「安定と不安定が交互にくる」ってことを教えてるんやね。
【語源・由来】
「一」は「あるときは」の意。
【典拠・出典】
『孟子』「滕文公・下」
【類義語】
・治乱興亡(ちらんこうぼう)
一治一乱(いっちいちらん)の解説
カンタン!解説
「一治一乱」というのは、時には物事がスムーズに進んで、また別のときにはバタバタと混乱している、そんな状態を指すんだ。言い換えれば、平和な時期と乱れた時期が繰り返されることを表してるんだよ。
「一…一…」っていうのは、これがこうだったり、あれがああだったり、という感じで使われる表現で、「あるときは…、また別のときは…」っていう意味になるんだ。
例えば、ある国の歴史を振り返ったときに「一治一乱して今日に至る」と言うと、その国が平和な時期と乱れた時期を何度も繰り返して、今の時点にきているって意味だよ。
ちなみに、この言葉の元となったのは、昔の有名な本『孟子』の中の「滕文公下」という部分から来ているんだよ。
一治一乱(いっちいちらん)の使い方
人間の歴史を紐解くと、一治一乱だよね。
そうね。江戸時代だけ、奇跡的に内乱が無かったのよね。
200年以上平和を保つシステムを作った徳川家康ってすごい政治家だよね。
そうね。今の時代にもそういうカリスマ性のある政治家が出てくると良いわね。
一治一乱(いっちいちらん)の例文
- 中国は、5000年の歴史と言われてるけれども、一治一乱、統一と分裂を繰り返してきました。
- このクラスは優秀だけど自己主張が強い生徒が多いので、一治一乱しています。
- 人の欲望が無くならない限りは、一治一乱を繰り返すでしょう。
- EUを結成したり、EUから離脱したり、一治一乱の様相を呈しています。
- 幼稚園のママ友グループは、一治一乱の繰り返しで巻き込まれる幼稚園の先生は大変です。
この世界の状況が平和だったり、乱れたりすることを繰り返すさまを表しているんだよ。