一時流行の意味(語源由来・対義語)
【四字熟語】
一時流行
【読み方】
いちじりゅうこう
【意味】
俳諧で楽しみを求め時とともに変化を重ねていくこと。転じて、その時々の世の中の好みに応じた一時的な新しさの意。
時々の社会の好きなものに合わせて、ちょっとだけ人気になる新しいもののことやな。
昔流行ったけど、今はもう古いっていうのもあるんやろな。
時代に合わせて、好きなものは変わっていくんやで。
【語源・由来】
もとは俳諧のことば。
【典拠・出典】
-
【対義語】
・不易流行(ふえきりゅうこう)
・千古不易(せんこふえき)
・万古不易(ばんこふえき)
・百世不磨(ひゃくせいふま)
一時流行(いちじりゅうこう)の解説
「一時流行」という言葉は、文字通り「一時的に流行ること」を意味しているよ。ここでの「一時的」とは、長くは続かない短期間のことを指すので、一過性のブームやトレンドとも言えるね。
例えば、特定の音楽やファッションが一時期非常に人気になることがあるけど、その人気は数ヶ月や数年で落ち着くことも多い。このような現象が「一時流行」と言えるんだね。
言葉の由来は、古くは「俳諧」という詩の形式からきているよ。「俳諧」とは、古典的な日本の詩の形式の一つで、現在の俳句の前身となるもの。俳諧では、新しい言葉や発想を取り入れることが重要とされ、そのために時代の流れや変化に敏感でなければならなかったんだ。この「新しさを求める」という部分が、「一時的な新しさ」つまり「一時流行」という言葉として広がっていったと考えられているよ。
現代では、この言葉はファッション、音楽、ゲーム、食品、おもちゃなど様々な分野で使われるよね。たとえば、あるアイドルグループや商品が短期間で非常に人気になった時、それを「一時流行」と表現することができる。
しかし、この言葉には一つ注意が必要。それは、一時的なものだというニュアンスが強く含まれているため、長期間にわたって人気のあるものや、定番とされるものを指すのには向かないよ。
一時流行(いちじりゅうこう)の使い方
一時流行(いちじりゅうこう)の例文
- スプーンを曲げることが一時流行した時、家中のスプーンを曲げ、母にひどく怒られました。
- マンションを見ていると、その時その時の建築の一時流行が良くわかります。
- この服は、一時流行しましたが、二、三か月で人気がなくなり、恥ずかしくてもう着ることが出来なくなりました。
- 今、高校生天才棋士が小さいころに遊んでいたというキュボロという積み木が一時流行し品切れ状態です。
- 一時流行した、歩いて回る巨大迷路を最近みかけませんが、壊してしまったんですかね。
つまり、その時だけの流行りのことなんだ。