前言往行【ぜんげんおうこう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【四字熟語】
前言往行

【読み方】
ぜんげんおうこう

【意味】
いにしえの聖人・賢者の残した言葉や行い。
「前言」は古人の言い残した言葉、前おきとしてのべる言葉。
「往行」は古人の足跡、聖人・賢者の行いのこと。

「前言往行を読む楽しみ」などと表現する。

【語源・由来】
『大畜(たいちく) 君子は以って多く前言往行を識(しる)して 以ってその徳を畜(やしな)う』
君子は先人が残してくれた言葉や行いから学び、自分の徳を養う

【典拠・出典】
易経』「大畜」

【類義語】
管仲随馬(かんちゅうずいば)
温故知新(おんこちしん)

【英語訳】
・words and deeds of the people of yore


前言往行(ぜんげんおうこう)の使い方

ともこ
健太君は歴史上の人物で誰が好き?
健太
どの時代でもいいの? だったら、飛鳥時代の大物政治家である聖徳太子だね。彼の前言往行は学ぶところが多いよ。
ともこ
例えば?
健太
「一人断らずべからず、必ず衆と共に宜しく論ずべし」とかね。物事は一人で判断してはならない、皆で論議して判断するべきだ、とね。民主主義の先駆けだよ! そう思わないかい?

前言往行(ぜんげんおうこう)の例文

  1. 大晦日に聞こえる除夜の鐘は百八回鳴らされる。これは、人間の煩悩の数と言われ、それを取り除くための前言往行の儀式のようなものなのだ。
  2. 心が迷った時は言往行、古人の教えに耳を傾けると良い。
  3. 昨今の若者は前言往行など無視しているようだ。と言うか、きっと意味を読み解けないのだろうな。もったいないことだ。
  4. 名誉よりも知恵や徳を重要視した聖人の前言往行を学べるのは、幸せなことである。
  5. 日本における祭りの文化は古くからのしきたりや風習、様々な願いや教えがこめられた前言往行である。次の世代へ継承するために、意味を理解したい。
  6. この本には中国の偉人達の前言往行が記されている。
  7. 「汝の敵を愛せよ」とは聖書にしるされた前言往行である。自分を迫害する者にこそ慈愛をもって接するようにという、イエス・キリストの言葉とされている。

まとめ

すでに生きた人の教えや行いは説得力がある。
裁判では過去の判例から学ぶように、人は過去の結果から学ぶものだ。
その時に目標となるのは、やはり偉人や聖人と呼ばれる人達の尊い行いや言葉なのである。
古の世界にひたって、前言往行を研究するのは贅沢な楽しみと言えるだろう。

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