【四字熟語】
傾蓋知己
【読み方】
けいがいのちき
【意味】
以前からの親友のように、初めて出会った者同士がすぐに親しくなること。
【語源・由来】
「傾蓋」は、たまたま出会って立ち話をすること。また、ちょっと会っただけで旧知のように親しむこと。(『孔子家語』致思より。孔子と程子が出会い、車のきぬがさを傾けて終日語り合ったという故事から。)「知己」は自分の心をよく知っている人。親友。また、単に、知人。
【典拠・出典】
『史記』「鄒陽伝』
【類義語】
・程孔傾蓋(ていこうけいがい)
傾蓋知己(けいがいのちき)の使い方
健太くん。今話をしていたのはお友達?
違うよ。今、知り合ったばかりの人だよ。
あまりに仲良さげだったから、旧知の仲かと思ったわよ。
僕は、人類みな兄弟の精神で、傾蓋知己になることができるんだよ。
傾蓋知己(けいがいのちき)の例文
- ともこちゃんは、行列に並んでいる間に前の人と傾蓋知己となった。
- あまりに気が合って、小さいころから知っているかのように傾蓋知己となった。
- 健太くんは、フレンドリーなので傾蓋知己となることが多い。
- 傾蓋知己は、ともこちゃんの良い点の一つですよね。
- 健太くんは、傾蓋知己となることが得意だから、人と接する仕事に就くといいかもしれませんね。