【四字熟語】
兼愛無私
【読み方】
けんあいむし
【意味】
自他の区別なく、広く人を愛して区別がないこと。中国戦国時代の墨子の思想。
【典拠・出典】
『荘子』「天道」
【類義語】
・一視同仁(いっしどうじん)
・怨親平等(おんしんびょうどう)
兼愛無私(けんあいむし)の使い方
健太くんの空手の先生はどんな先生なの?
兼愛無私で空手の能力に関わらず、生徒を平等に可愛がってくれるいい先生だよ。
へえ。じゃあ、みんな空手も先生もどちらも好きなんでしょうね。
そうだね。先生の指導を受けて空手が嫌いになる子なんていないよ。
兼愛無私(けんあいむし)の例文
- 健太くんは女の子からとてももてるのですが、兼愛無私の精神で誰とも付き合わないそうです。
- 父は医師として、兼愛無私の精神で、休みなく患者さんのために働き続けました。
- 教員採用試験に受かった日から、私は、兼愛無私を胸に教壇に立つことにしています。
- 上司は可愛い女子社員に贔屓をするので、兼愛無私と書いた付箋を机に貼っておきました。
- 神様は、兼愛無私の精神で私たち人間を見守っていらっしゃいます。