【四字熟語】
槿花一朝
【読み方】
きんかいっちょう
【意味】
人の世のはかないことのたとえ。
【語源・由来】
ムクゲの花は朝咲いて、その日の夕方にはしぼんでしまうことから。「槿花」は、ムクゲの花。朝に開いて夕方にはしぼむところから、はかない栄華のたとえにされる。「一朝」は、わずかな間。「槿花一朝の夢」という形で用いることが多い。
【典拠・出典】
白居易「放言」
【類義語】
・槿花一日(きんかいちじつ)
槿花一朝(きんかいっちょう)の使い方
ともこちゃんのお父さんの会社は、今、ものすごく勢いがあるよね。
そうね。でも槿花一朝、繁栄はいつまでも続かないものよ。
確かに、槿花一朝と言われているけれども、後継ぎが優秀なともこちゃんなんだから、きっとまだまだ勢いは衰えないでしょう。
私が継ぐとは限らないわよ。
槿花一朝(きんかいっちょう)の例文
- 槿花一朝、とうとうテレビ業界の王者が首位から陥落しました。
- 槿花一朝、百貨店の時代は終わりを告げようとしています。
- 槿花一朝、老舗の暖簾にあぐらをかいていると大変なことになりますよ。
- 槿花一朝、やっと社長の座まで出世することが出来たのに、もう退かなくてはいけないなんて。
- 槿花一朝、ブームは一過性のもので、店はまた閑古鳥が鳴いています。