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門前雀羅【もんぜんじゃくら】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

門前雀羅

門前雀羅の意味(語源由来・出典)

意味

【四字熟語】
門前雀羅

【読み方】
もんぜんじゃくら

【意味】
門の前に網を張って雀を捕まえることができるほど訪問者もなく、人の往来もない寂れたさま。

四字熟語の博士
「門前雀羅」という四字熟語は、人の訪れることが全くなく、とても静かで人気がない様子を描いているんだよ。
ある場所が人々の行き来で賑わっていない、ということを表しているんだ。
助手ねこ
それって、「誰も来へんところで、ものすごく静か」ってことやな。
人の姿が全くなくて、ひっそりとした状態やなんかな。
これは、「訪れる人がいない寂しさ」を描いてる言葉やな。

【語源・由来】
「雀羅」は雀を捕まえるときに使う霞網かすみあみのこと。「羅」は「網」に同じ。「門前雀羅を設もうくべし」の略。

【典拠・出典】
史記』「汲鄭伝」

門前雀羅(もんぜんじゃくら)の解説

カンタン!解説
解説

「門前雀羅」っていうのは、まるで家の前に小鳥を捕まえる網を張れるほど誰も来なくて、とても静かな状態のことを言うんだよ。

「雀羅」は、雀を捕まえるための網のこと。「羅」は、「網」と同じ意味だよ。

だから、「門前雀羅」っていう言葉は、本当に静かで誰も来ないような状況を表しているんだ。例えば、「門前雀羅の状態」って言うと、人通りがなくて誰も来ないような状態を示しているんだよ。ちなみに、この言葉の出どころは、古い中国の本である『史記しき』の一部、「汲黯鄭当時伝きゅうあんていとうじでん賛」から来ているんだよ。

門前雀羅(もんぜんじゃくら)の使い方

健太
このパンケーキ屋さんは、あんなに行列ができていたのに、いまでは門前雀羅を張っているね。
ともこ
そうね。同じようなパンケーキを食べることが出来る店が増えたからね。
健太
ああ。流行が過ぎ去ったわけじゃないんだね?分散されたんだね。
ともこ
そうね。以前ほどじゃないけれども、パンケーキの人気は根強いと思うわよ。ここから生き残るには、ひと工夫しないといけないわね。

門前雀羅(もんぜんじゃくら)の例文

例文
  1. 食中毒を起こしてから、門前雀羅を張っています。
  2. かつての名宿も、経営者が変わってからは、門前雀羅を張っています。
  3. 本を読む人が減り、この本屋は、門前雀羅を張っています。
  4. チームの低迷が続き、サポーターが離れ、彼らの試合は門前雀羅を張っています。
  5. 料理長が辞めたので、味が落ち門前雀羅を張っています。

門前雀羅の文学作品などの用例

  1. それう内が台なしですからね、私が一週間も居なかった日にや、門前雀羅を張るんだわ。<泉鏡花婦系図>

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