【四字熟語】
落花狼藉
【読み方】
らっかろうぜき
【意味】
花がばらばらに散ること。転じて、物が乱雑に散らばっていること。
花を乱暴に散らすこと。転じて、女性や子供に乱暴をはたらくこと。
【語源・由来】
①の場合、花が舞い散るという意味から。「落花」は花が散ること。「狼藉」は狼が草を敷いて寝た後の散らかっている様子のこと。②の場合、花を荒っぽく散らすという意味から。「落花」は花弁が乱れ落ちること。「狼藉」は狼が寝た後は酷く散らかるということから、乱暴な振舞いのたとえ。
【典拠・出典】
『和漢朗詠集』「上」
【類義語】
・杯盤狼藉(はいばんろうぜき)
・乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)
落花狼藉(らっかろうぜき)の使い方
健太くんの部屋を初めてみるわね。
そうだね。散らかっているけどどうぞ。
うわあ。落花狼藉、泥棒に入られた後みたい。
あはは。そんな感じだね。これでもきれいな方なんだよ。
落花狼藉(らっかろうぜき)の例文
- ランチタイム中で、忙しいのか、店内は落花狼藉、片づける暇もないといった様子でした。
- 健太くんは、次から次へと新しい遊びをはじめ、片付けをしないので落花狼藉、誰が片付けるんでしょうね。
- 花見客が残していったごみで落花狼藉、きれいな公園が台無しです。
- ともこちゃんに落花狼藉をはたらくなんて許せません。
- か弱い女性に落花狼藉をする男性は、死刑でいいと思います。