【四字熟語】
西戎東夷
【読み方】
せいじゅうとうい
【意味】
西方と東方の異民族。また異民族の総称。えびす。異民族を卑しんでいう語。
【語源・由来】
「戎」は西方の、「夷」は東方の異民族のこと。
【典拠・出典】
『礼記』「曲礼・下」
【類義語】
・南蛮北狄(なんばんほくてき)
・夷蛮戎狄(いばんじゅうてき)
・禽獣夷狄(きんじゅういてき)
・東夷西戎(とういせいじゅう)
西戎東夷(せいじゅうとうい)の使い方
中国は大陸の国だから、隣接する西戎東夷の脅威が常にあったんだよね。
へえ。日本は島国だから、急に攻め込まれるってことがなかったわよね。
中国の為政者は危機感があったから、歴史に名を残すような優秀な人が多かったんだろうね。
歴史に名を残さなくても平和な島国のほうがいいわ。
西戎東夷(せいじゅうとうい)の例文
- 中国の人たちは、自分たちは世界一の民族で、周囲の民族は西戎東夷だと卑下していました。
- 西戎東夷は、中国の国土が拡大した後にヨーロッパ、日本をさすようになりました。
- 中国は西戎東夷など、外敵が多かったので巨大な城壁が多数建造されました。
- 古代中国には、自分たちの民族以外を西戎東夷と呼んで蔑んだ、異常にプライドが高い時代がありました。
- 「華人」とは文明人のことで、中国人以外は西戎東夷だと見下していました。