【四字熟語】
清廉潔白
【読み方】
せいれんけっぱく
【意味】
心が清く正しく、後ろめたいことがないこと。
私心がなく、行動が理にかなっていること。
心や行いが清く正しく、決して私欲に走らず不正などしないこと。
「清廉潔白の政治家」などと表現する。
【語源・由来】
「清廉」は潔く、私利私欲のないこと。
「潔白」は、心や行いが正しくきれいなこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・清浄潔白(せいじょうけっぱく)
・青天白日(せいてんはくじつ)
・晴雲秋月(せいうんしゅうげつ)
【英語訳】
・incorruptible
・Pure a heart and a clean conscience.
清廉潔白(せいれんけっぱく)の使い方
失礼しちゃうな~! 僕が駐輪場の自転車のタイヤをパンクさせてるなんて、誰の流したデマなんだ! 僕がそんな事をするわけないだろう! 警察でもなんでも出て、身の潔白を証明する!
分かってるわよ~。健太君はそんな事する男子じゃないもの。
防犯カメラの映像も調べて、真犯人を探し出そう!
そうよ。清廉潔白を身上としている健太君を犯人に仕立て上げるなんて、ひどいわ。徹底的に解決しましょう!
清廉潔白(せいれんけっぱく)の例文
- 今回の選挙では、実行力はあるが後ろめたい問題を抱える政治家より、清廉潔白なイメージを持つ政治家が支持されたようだ。
- 同僚のAさんは清廉潔白な人柄が表に出過ぎて、付き合いづらいよ。ちょっとしたごまかしも見逃さないから、正直苦手なんだ。
- 金欲政治などと言われている世界ですが、その中にあってB氏のような清廉潔白な人物がいることは、わが国の政治もまだまだ救われる要素があるということでしょう。
- 彼女は自信に満ちあふれていて、非常に目立つ。調子に乗っているように見えるかも知れないが、彼女の行動を見ていると清廉潔白な人なのだとよく分かる。
- 楽しいことに引っ張られがちな僕には、清廉潔白な人生を貫くなど到底無理な話だ。
<新釈諸国噺/太宰治>より
けれども青砥(あおと)は、決して卑(いや)しい守銭奴(しゅせんど)ではない。質素倹約、清廉潔白の官吏である。
けれども青砥(あおと)は、決して卑(いや)しい守銭奴(しゅせんど)ではない。質素倹約、清廉潔白の官吏である。
まとめ
「水清ければ魚棲まず」ということわざがある。
あまりに汚れ過ぎている水は魚が死んでしまうが、逆にきれいすぎる水は餌となるプランクトンなどが繁殖できず、魚が棲みつけない。
くれぐれもやりすぎないように。