千軍万馬の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
千軍万馬
【読み方】
せんぐんばんば
【意味】
多くの兵士と多くの軍馬。大軍。非常に大きな軍隊。また、その勢いが強いことの形容。
数多くの戦いを経験していること。転じて、豊富な社会経験があること。
多くの苦労を重ねたしたたかな老練の人を形容する。
【語源・由来】
「千」「万」は数の多いことを示す。
現在では商売や仕事などの経験が豊かな意味として用いる。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・海千山千(うみせんやません)
・千兵万馬(せんぺいばんば)
・百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
・飽経風霜(ほうけいふうそう)
【英語訳】
・Very big army.
・Many soldiers and many horses.
・An army of strong momentum
・have experienced many battles.
・A wealth of social experience
・A hard-nosed person who has piled up a lot of hardships.
千軍万馬(せんぐんばんば)の解説
「千軍万馬」っていうのは、すごく大きな軍隊のことを言うんだよ。これは、ものすごく多くの兵士が集まった、力強い勢いのある軍隊のことを表す言葉だね。
でも、「千軍万馬」は、ただ多くの兵士がいるだけじゃなくて、たくさんの戦いを経験してきた、という意味もあるんだ。だから、それを使って、たくさんの経験がある人や、たくさんの苦労を経て強くなった人を表すこともあるよ。
「千」と「万」は、多くの数を示す言葉だから、「千軍万馬」は、数えきれないほどたくさんの兵士がいる、っていうイメージだね。
例えば、「千軍万馬の猛者」というときは、たくさんの軍隊を率い、数多くの戦いを経験してきた強い人のことを指してるんだよ。
千軍万馬(せんぐんばんば)の使い方
千軍万馬(せんぐんばんば)の例文
- 超大物タレントとの契約がまとまり、我が事務所は千軍万馬の援軍を得た。
- いくら勢いがあると言っても、そこは新人だ。力だけで押しても、千軍万馬技量が優れたチャンピオンにはかなわないだろう。
- うちの社長は歳ばかり重ねているが、物事を説明するのが苦手なんだ。君のところの社長は千軍万馬の古強者として、色々教えてくれるんだろう?うらやましいよ。
ふたりとも、豊臣(とよとみ)家の文官である石田三成が、千軍万馬の家康(いえやす)に勝てるとは思っていない。
<謀叛/柴田錬三郎>より
見るからに千軍万馬を往来した猛将らしい面魂(つらだましい)をそなえ、黒皮おどしの挂甲(かいこう)をつけ、
千軍万馬の文学作品などの用例
- ふたりとも、豊臣家の文官である石田三成が、千軍万馬の家康に勝てるとは思っていない。<司馬遼太郎・関ヶ原>
大勢の兵士とたくさんの戦馬を想像してみて。
非常に大規模で壮視な景色が浮かぶんじゃないかな。