【四字熟語】
蜃楼海市
【読み方】
しんろうかいし
【意味】
現実性に乏しい考えや理論。また、根拠がなくありもしないこと。
【語源・由来】
「蜃楼」「海市」ともに蜃気楼のことで、大気の密度や日光の反射の関係で、遠方の物体が空中に浮かんで見える現象。
【典拠・出典】
『駢字類編』「四六引・隋唐遺事」
【類義語】
・海市蜃楼(かいししんろう)
・空中楼台(くうちゅうろうだい)
・砂上楼閣(さじょうのろうかく)
蜃楼海市(しんろうかいし)の使い方
健太くん。夏休みの自由研究は終わったの?
ああ。あんなの適当にデータを書いて出せばいいでしょう?
裏付けのあるしっかりとしったデータがない研究なんて蜃楼海市でしかないわ。やるならちゃんとやるべきよ。
ご、ごめんなさい。
蜃楼海市(しんろうかいし)の例文
- 健太くんがお化けを見たって、でも、蜃楼海市、何の根拠もないんだ。
- 努力がともなわない将来の夢は蜃楼海市でしかない。
- 理想としては最高だけど、これは蜃楼海市、お金がかかりすぎて非現実的だよね。
- 蜃楼海市な理想論ばかり語っていないで、もっと現実に即した案を出してくれないか。
- 宝くじが当たったら家を建てるって蜃楼海市、建てないって言っているようなものじゃないか。