寸進尺退【すんしんしゃくたい】の意味と使い方の例文(類義語・語源由来・英語訳)

【四字熟語】
寸進尺退

【読み方】
すんしんしゃくたい

「すんしんせきたい」とも読む。また、「進寸退尺(しんすんたいしゃく・しんすんたいせき)」ともいう。

【意味】
すこし進んで、大きく退くこと。転じて、すこしのものを得て、多くのものを失うこと。
前に出ようとしても、逆に押し戻されること。

寸も尺も長さの単位で、一寸は約3センチ。一尺は約30センチをさす。尺は寸の十倍にあたる。
「寸進」は寸を進むで、一寸ほど進む・少しだけ進む。
「尺退」は尺を退くで、一尺も退く・大きく退くこと。

【語源・由来】
「老子」より出典
『不敢進寸而退尺』
敢えて少しの距離を進もうとせず、むしろ大きく後退する。
という兵法の言葉。

【類義語】
・一進一退(いっしんいったい)
・寸善尺魔(すんぜんしゃくま)
・進寸退尺(しんすんたいしゃく)
・尺進尋退(せきしんじんたい)

【英語訳】
・There are many things to lose but few to get.
・It to do big retreat though advances a little.

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寸進尺退(すんしんしゃくたい)の使い方

健太
この間、競馬で少し勝ったんだ!
ともこ
良かったわね! ギャンブルは負けなければいいのよ。
健太
調子に乗って、今日もチャレンジしたら大負けだ~。この間勝った金額の倍以上負けちゃったよ。トホホ。
ともこ
あらら、小さく勝って、大きく負ける。寸進尺退ね。結局のところトータルで負けてるんでしょう? もうギャンブルは卒業したら?

寸進尺退(すんしんしゃくたい)の例文

  1. 新エンジンの開発は寸進尺退として、まるで進まない。
  2. 単価の安い売上げを繰り返しても、大きな経費で寸進尺退となる。雑貨店の経営は難しいのだ。
  3. 無理をして競合相手とぶつかり、少しの利益を得るよりも寸進尺退、競合相手を避けた方が大きな市場を手に入れられる。
  4. 睡眠不足の時に仕事をするとミスが多発し寸進尺退で、まるきりはかどらない。

まとめ

少しのものを得るかわりに、多くのものを失うというマイナスイメージの四字熟語だと思われるだろう。
しかしながら、本来の意味は「老子」の兵法にあるように、少しの前進のために無理をして疲弊するよりは、大きく後退して安全策をとろうという、物事の本質を示した言葉である。
小さなものを手に入れるために無理するより、力を蓄えるための引きを大事にしたい。

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