【三字熟語】
昼行灯
【読み方】
ひるあんどん
【意味】
昼間に火をともしている行灯のように、ぼんやりしている人。役に立たない人。
【語源由来】
『昼行灯』とは江戸時代に普及した照明器具から由来します。和紙を貼った筒に油と芯だけを浸して灯したものですが、小さな火で光源としてはあまり役に立ちませんでした。昼間はなおさらほとんど目立ちません。この様子に「ぼんやりした・はっきりしない・役に立たない」人を指して罵ることばとして生まれました。
【類義語】
でくのぼう・暗愚・与太郎
昼行灯(ひるあんどん)の使い方
この間、お父さんとお母さんがけんかしてたんだけどね…。ふふふ。
やだ、親がけんかした話なのにどうして笑ってるの?健太くん。
だって、お父さんがお母さんをほんわりとした優しい雰囲気って意味で「昼行灯だなぁ。」って言ったもんだから、お母さんが怒っちゃって…。
ふふふ。お父さん、間違って使っていたのね。そりゃあ、役立たずって言われちゃったら怒るわよね。
昼行灯(ひるあんどん)の例文
- 彼は容姿から昼行灯だと囃し立てられるが実はデキる男なのだ。
- 揃いも揃って昼行灯な部署で新人の私がどこまで頑張れるか…。
- ちょっとしたミスから昼行灯と揶揄されるようになって挽回の機を探っているところだ。
- リタイヤした父は家ではもちろん昼行灯である。
- コネ入社の彼はわざと昼行灯を決め込んで楽をしている。