【三字熟語】
匙加減
【読み方】
さじかげん
【意味】
薬を調合するときの加減。調節のぐあい。てかげん。「しかり方のーがむずかしい」
【語源由来】
もともとは医者が薬を調合するときに匙を使うところからきています。薬量の微妙な違いで、患者の生死が決まってしまうことから「匙加減」が大事でした。そこで、物事についても、状況に応じた加減や微妙な調整技術に対しても「匙加減」と用いられるようになりました。
【類義語】
力加減・具合・手加減
匙加減（さじかげん）の使い方
空手の先生への健太くんのリスペクトはすごいわよね。よく怒られたーって言ってるのにどうして？
先生はアメとムチの匙加減が絶妙なんだよ。甘えない、拗ねない、その良い加減で接してくれるんだ。
怒った相手にそう思わせるなんて、本当にすごい人なのね。
…って、先生の株を上げる僕の話術の匙加減も褒めてー！
匙加減（さじかげん）の例文
- 母直伝の煮物のレシピを忘れてしまい私の匙加減で味付けしていまいちな味になった。
- 子どもの勉強と余暇の時間の計画を立てるが偏りや不満がないようにするのは意外と匙加減が難しい。
- 小さな子を相手にスパーリングするのは匙加減が非常に難しい。
- 彼女の料理はどれも匙加減が絶妙で美味なものばかりだ。
- 君がこのままチームで頑張りたいのなら私たちへの対応の匙加減ひとつで決まるよ。
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