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一人前【いちにんまえ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
一人前

【読み方】
いちにんまえ

【意味】
ひとりが食べるだけの分量。(りっぱな)ひとりのおとな。「―の人間・―になる」。ひとりまえ。

【語源由来】
「前」については、割り当てるという意から「ひとりぶん」というのが原義ですが、のちに、成人であるとか、いっぱしの大人であるという意味でも使われ、さらには芸事や学問が一定の水準にある、ひとかどの人物であるという意味でも用いられるようになったのです。

【類義語】
自立した人間・一本立ちした人・大人


一人前(いちにんまえ)の使い方

健太
ともこちゃん!どうして泣いているの!

ともこ
大したことないの。でも、酷いこと言われちゃって悔しくて……

健太
なんだってー!ともこちゃん任せて!そんなやつ僕がボコボコにしてきてあげる!!

ともこ
一人前のこと言っちゃって……。健太くん、ありがとう。

一人前(いちにんまえ)の例文

  1. 美味しいカレーは一人前では足りなくて食べ過ぎてしまって困ると姉が言う。
  2. 最近弟が一人前のことを言うので腹が立つ。
  3. 一人前の仕事ができるまでは父の墓前に立てない。
  4. 仲居になりたてのころは一人前の膳を片付けるのにも手間取った。
  5. 一人前の生活ができるようになったので彼女を迎えに行くんだ。
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