一七日【いちしちにち】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
一七日

【読み方】
いちしちにち

【意味】
初七日(ショナノカ)。いっしちにち。

【語源由来】
古くインドで人間の輪廻転生が信じられていた。死から次の生までの時間を中有(ちゅうう・いわゆる四十九日のことを言います)とし、これに中国の道教哲学が入り「十王経」という経典ができました。その中で死した者は生前の罪に対する審判を受け、行く先を決定されるとあります。現代で言う裁判です。第一審に相応するのがこの「初七日」一七日です。

【類義語】
中陰・ひとなのか


一七日(いちしちにち)の使い方

健太
ともこちゃん、三途の川ってあると思う?
ともこ
どうかしら。そう言われているけど見た訳じゃないから分からないわね。どうして?
健太
あの子が死んで一七日なんだ。おばあちゃんが今ごろは三途の川を渡っているよって。
ともこ
大事にしていたカブトムシね。良いところだといいわね。

一七日(いちしちにち)の例文

  1. 一七日も願かけするほどの思い。
  2. 父の一七日まで涙を見せなかった母。
  3. 一七日というのは死後六日目のことだと祖母が譲らない。
  4. 大往生の祖父の一七日の挨拶を練習する父。
  5. 父が逝き一七日経ったから今ごろは初江王の審判を受けているのだろう。
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