著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

御転婆【おてんば】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
御転婆

【読み方】
おてんば

【意味】
女らしいとされるしとやかさのないようす。また、そのような(少女/女性)。おきゃん。おはね。フラッパー。

【語源由来】
千葉の富津市あたりで使われていた方言「てばてば」に接頭語「お」がついて「おてば」となり、おてんばになったとする一説があるが、「てばてば」の意味は、「早く」「さっさと」ということで「さっさとしなさい」としかられるとき使われ、あまり良い意味で使われません、もう一説はオランダ語の「ontembaar(オンテンバール)」、馴らすことの出来ないという意味のことばが訛ったとする説もある。

【類義語】
じゃじゃ馬娘・やんちゃ娘・はねっ返り娘・わがまま娘


御転婆(おてんば)の使い方

健太
うわぁ、あの女の子すごいね!男の子に殴り掛かってるよ!

ともこ
まぁ、ケンカだわ。かなりの御転婆さんだけど、女の子よ。健太くん、止めてきてあげて!

健太
そうだよね……。でもなんか、負けそうだなぁ。

ともこ
もう、情けない事言っちゃって……。……健太くん、本当にやられているわ…。

御転婆(おてんば)の例文

  1. 近所では姉は御転婆娘としてもっぱら知れ渡っている。
  2. 彼女の勝気な眼差しが御転婆に見える一因だ。
  3. その作家の作品は必ず御転婆な女の子がヒーローに恋をすると決まっている。
  4. 両親は妹の御転婆ぶりにハラハラする毎日を送っている。
  5. あの御転婆娘も年頃になったらしおらしくなるさ。
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