【三字熟語】
白無垢
【読み方】
しろむく
【意味】
上着・下着全体が白い衣服。「―の花嫁衣装(ハナヨメイショウ)」
【語源由来】
神官や神職の着物が白だったこともあり、神聖な場所で着ることは邪気を払い儀式に臨めるとされ、室町時代のころから花嫁衣装として着られるようになったとの説があります。しかし、武家の娘などしか着れず最も格の高い衣装として扱われていました。
【類義語】
無垢・打ち掛け・呉服
白無垢(しろむく)の使い方
あっという間にジューンブライドの季節だねぇ。この季節になると女の人って、やっぱりウエディングドレスって着たいものなの?ともこちゃん。
興味のない人でも土壇場になったら着たいものだと思うわ。でも、私は白無垢かしら?打ち掛けをなびかせて歩きたいわ!
ふーん。でもジューンブライドって言ったらドレスのイメージがあるよね。
そうかしら?じゃあ花嫁さんっていったら白無垢のイメージ?私はこっちの方が好きだわ。
白無垢(しろむく)の例文
- 何かとひいきにしてくれていた家の娘が嫁入りと聞いて、白無垢を一反、祝いの品として届けることは造作もない。
- 結婚式にはドレスだけでいいと思ったが、父の寂しそうな顔を見て白無垢も着ることにした。
- 結婚式で見た姉の、桃色に染まった頬と白無垢との対比があまりにも美しく、いまも目に焼き付いている。
- 白無垢に花の儚さのようなイメージもあり、今作品ではその演出が効いて演じた女優の株が上がるなどした。
- 蓄えを気にしつつ、織りよりも刺繡の白無垢がいい、との娘の要望をのんだ。