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斗粟尺布【とぞくしゃくふ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・対義語)

【四字熟語】
斗粟尺布

【読み方】
とぞくしゃくふ

【意味】
兄弟の仲が悪いこと。

【語源・由来】
「斗粟」は一斗の粟、「尺布」は一尺の布という意で、わずかな食料と衣類のこと。

「粟」を「栗」と間違わないように注意しましょう。

【典拠・出典】
史記』「淮南レイ王長伝」

【対義語】
棣鄂之情(ていがくのじょう)

斗粟尺布(とぞくしゃくふ)の使い方

ともこ
健太くんとお兄さんは斗粟尺布、いつも喧嘩をしているわよね。
健太
あれは父さんが悪いよね。だって跡取りだからって兄さんばかりひいきするんだもん。
ともこ
それはだめね。
健太
そうでしょう?もっと平等に扱ってくれれば僕だって仲良くするさ。

斗粟尺布(とぞくしゃくふ)の例文

  1. 斗粟尺布なので、実家を出てから10年以上兄と話をしていません。
  2. 兄とは性格が真逆でそりが合わないので斗粟尺布です。
  3. 同じサッカーの選手だった弟とはずっと比べられてきたので斗粟尺布で大嫌いです。
  4. 優等生の兄にはずっとコンプレックスを抱いてきたので斗粟尺布なんです。
  5. どこで掛け違えたのか、僕たち兄弟は斗粟尺布、犬猿の仲です。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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