【四字熟語】
在邇求遠
【読み方】
ざいじきゅうえん
「邇きに在りて遠きに求む」とも読む。
【意味】
人として進むべき正しい道は自分自身の中に求めるべきなのに、哀れにも人は遠いところにそれを求めようとするという意味。
【語源・由来】
「邇」は「近」と同じで、近いこと。近くにあるのに、遠いところに求めるという意味。
【典拠・出典】
『孟子』「離婁・上」
【類義語】
・舎近求遠(しゃきんきゅうえん)
・舎近謀遠(しゃきんぼうえん)
在邇求遠(ざいじきゅうえん)の使い方
早く大きくなって空手の修行のために海外に行きたいな。
在邇求遠というじゃないの。海外に行かなくてもそばにすごい先生がいるんじゃないの?
いないから海外に行きたいんだよ。
いないと思いこんで見過ごしているかもしれないわよ。心身ともに健太くんを成長させてくれる先生がいるはずよ。
在邇求遠(ざいじきゅうえん)の例文
- 近すぎて気がつかなかった、在邇求遠というけれども父は僕の最強の師だった。
- 上京して学びたいって、在邇求遠、都会に出たいだけじゃないの?
- 昔は何もない田舎だと思っていたけれども、在邇求遠というように実は学ぶべきことがたくさんあったんだ。
- 今の政治家は、在邇求遠というように、ことをわざと難しくして、そこに正解を求めようとしている気がします。
- 在邇求遠というじゃない、君が求めるものは足元にあるかもしれないよ。