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琴歌酒賦【きんかしゅふ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
琴歌酒賦

【読み方】
きんかしゅふ

【意味】
世間離れした優雅な遊びのたとえ。また、名誉や私欲と縁のない隠者の生活のたとえ。

【語源・由来】
「琴歌」は、琴を弾いて歌を歌うこと。「賦」は、詩を作ること、詩を歌うこと。琴を弾いて歌を歌い酒を飲んで詩を作る意から。

【典拠・出典】
文選』孔稚珪

【類義語】
閑雲野鶴(かんうんやかく)
孤雲野鶴(こうんやかく)

琴歌酒賦(きんかしゅふ)の使い方

ともこ
健太くんのおじいちゃんは、元気にしている?
健太
うん。とても元気だよ。山にこもって、木の実を食べながら、琴歌酒賦、質素な暮らしをしているよ。
ともこ
へえ。でも健太くんのおじいちゃんは、山や自然が好きだったから、おじいちゃんにとっては贅沢な暮らしなのかもしれないわね。
健太
確かにそうかもしれないね。

琴歌酒賦(きんかしゅふ)の例文

  1. 彼は、花鳥風月を楽しむ琴歌酒賦が好きです。
  2. 彼は、山の奥に茶室を作り、琴歌酒賦を日々楽しんでいます。
  3. 彼は、京都の老舗の後継ぎなだけあって、琴歌酒賦に通じています。
  4. 彼は、琴歌酒賦の中でも詩歌を作ることに力を入れていて、よく書いていますよ。
  5. 彼は、若いころは贅を尽くした暮らしをしていましたが、今は、琴歌酒賦の暮らしをしています。
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北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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