【四字熟語】
呼牛呼馬
【読み方】
こぎゅうこば
【意味】
相手の言うのにまかせて、自分では逆らわないことのたとえ。「牛と呼び馬と呼ぶ」とも読む。
【語源・由来】
相手が自分を牛と呼べば自分は牛だと思い、馬だと呼ばれれば自分は馬だと思うことから。
【典拠・出典】
『荘子』「天道」
【類義語】
・馬耳東風(ばじとうふう)
・対牛弾琴(たいぎゅうだんきん)
呼牛呼馬(こぎゅうこば)の使い方
いつもはわがままな健太くんも、先輩の前では呼牛呼馬なのね。
そりゃあそうさ。空手部では先輩の言うことが絶対だからね。下手に逆らって退部させられでもしたら困るよ。
でも、たまに先輩の言っていることはおかしいなって思わないの。
思わないよ。先輩は神様ですから。
呼牛呼馬(こぎゅうこば)の例文
- お客様の言う事には逆らわず、呼牛呼馬、黙って聞くべし。
- ともこちゃんに逆らうと百倍になってかえってくるので、呼牛呼馬、何も言い返しません。
- 社長はイエスマンが好きなので、社員はみんな呼牛呼馬です。
- 彼はマザコンなので、自分の母親に呼牛呼馬、絶対服従しています。
- 呼牛呼馬、彼が白と言えば白、黒と言えば黒なんだよ。