君子豹変の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
君子豹変
【読み方】
くんしひょうへん
【意味】
考えや態度を変えること。
なんや、それはつまり、「間違いを見つけたらすぐに直す」ってことやな。
それも、急に全然違う考えに変えても全然OKやで。
それが「すばらしい人の行動」ってわけやな。
それも、急に全然違う考えに変えても全然OKやで。
それが「すばらしい人の行動」ってわけやな。
【語源・由来】
本来、君子は過失をすぐに改めるというよい意味だったが、現在は、変わり身の早さに対する非難として多く用いられる。「君子」は人格者。「豹変」は豹の毛の模様の濃淡が季節によって変わること。
「君子は豹変す」とも読む。
【典拠・出典】
『易経』「革卦」
【類義語】
・大人虎変(たいじんこへん)
・大賢虎変(たいけんこへん)
【対義語】
・小人革面(しょうじんかくめん)
【英語訳】
A wise man changes his mind,a fool never.
The wise man adapts himself to any conditions.
君子豹変(くんしひょうへん)の解説
カンタン!解説
「君子豹変」っていうのは、大人が間違いを認めて、すぐに良い行動に変えることを表すんだよ。それがね、ヒョウの模様がはっきりしてるように、とても明確なんだ。だから、「君子豹変」って言うときは、自分の意見や態度がすごく速く変わることを指すんだ。
「君子」っていうのは、礼儀をわきまえて、正しいことをする人のことを指すんだよ。大人の理想像みたいなものさ。「豹変」は、ヒョウの毛皮の模様が季節によって綺麗になることから来てて、すぐに意見や態度が変わることを指すよ。
ただ、「君子豹変」っていう表現は、その人が頻繁に意見を変えることを否定的に捉えることもあるから、注意が必要だよ。この言葉の出どころは、「易経」っていう本の中の「革」っていう部分から来ているんだよ。
君子豹変(くんしひょうへん)の使い方
もう部活の先輩の態度にはイライラさせられるよ!
そんなの怒っていったいどうしたの?
その先輩は、準備のリーダーなんだけど、僕たちの前ではとても偉そうで指示してくるのに、顧問の先生がその指示を訂正するとコロッと豹変して僕たちに指示するんだ。
まさに君子豹変す、だね。そんな先輩だとみんなついていかないわ。
君子豹変(くんしひょうへん)の例文
- 最近の政治家は、すぐに発言を訂正したり謝罪したり、まさに君子豹変す、だね。
- 私の兄は、父の前ではおとなしいが母の前では高圧的で君子豹変している。
- もう別れたいと言ったとたん、彼は君子豹変し、私に謝罪し始めた。
- 君子豹変し、コロコロ態度を変える人よりも、しっかりと自分の考えを持つ人の方が断然魅力的だ。
- あんなに世界平和を言っていた彼が君子豹変し、国家転覆を狙うテロリストになるとは、誰も想像できなかっただろう。
君子豹変の文学作品などの用例
- 一番彼等が機関となって兎も角も議院に出た上では翻然旗色を替えて君子豹変と出かくる積りで承知したで有ろうが、<福地桜痴・増訂もしや草紙>
- 僕はパリにいたときから、中田教授の説には必ずしも賛成しなかったんだが、いまにあの人、帰って来れば必ず変ると思う。君子は必ず豹変するからね。〈横光利一・旅愁〉
それから派生して、人が急に意見や態度を大きく変えることも表すんだ。