天衣無縫の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
天衣無縫
【読み方】
てんいむほう
【意味】
詩や文章などに、技巧のあとが見えず自然であって、しかも完全無欠で美しいこと。
また、人柄が無邪気で、何の飾りもないこと。
それなら、すっごいわかりやすいな。
要するに、飾り気がなくて、自然体で、でも完璧なんやな。
あのな、純粋で嫌なところがない人や、わざとらしさがない文章のことやで。
天女さんが着る服のように、どこをとっても完璧、っていう意味なんやね。
要するに、飾り気がなくて、自然体で、でも完璧なんやな。
あのな、純粋で嫌なところがない人や、わざとらしさがない文章のことやで。
天女さんが着る服のように、どこをとっても完璧、っていう意味なんやね。
【語源・由来】
天人の衣には縫い目のあとがないということからきている。
【典拠・出典】
『太平広記』「霊怪録」「郭翰」
【類義語】
・天真爛漫(てんしんらんまん)
・縦横無礙(じゅうおうむげ)
・無縫天衣(むほうてんい)
【英語訳】
flawless; perfect;
appealingly[endearingly]artless; childlike
英語例文
その詩には天衣無縫の響きがある The poem is「flawless[a perfect gem].
天衣無縫な生き方 a「careless[carefree]life; a childlike way of living
天衣無縫にふるまう behave very naturally like a child
彼女は天衣無縫だ She is a person of endearing artlessness.
その詩には天衣無縫の響きがある The poem is「flawless[a perfect gem].
天衣無縫な生き方 a「careless[carefree]life; a childlike way of living
天衣無縫にふるまう behave very naturally like a child
彼女は天衣無縫だ She is a person of endearing artlessness.
天衣無縫(てんいむほう)の解説
カンタン!解説
「天衣無縫」っていう言葉は、何かが自然に出来上がっていて、工夫を凝らして作った感じが全くない状態を表すんだよ。
「天衣」っていうのは、天人や天女、つまり神様や天使みたいな存在が着る服のことを言うんだ。それに、「無縫」っていうのは、その服に縫い目が一つもない、つまり全然手を加えてないって意味だよ。だから、「天衣無縫」とは、何も手を加えなくても自然にすごく上手にできる、という意味になるんだ。
これを使って、文章や詩歌がすごく自然に、無理せずに上手く書けることを表すんだよ。また、人の性格が自然で、飾り気がなくて、純粋で無邪気な様子を表すのにも使うんだよ。
さらに、「天衣無縫」は物事が完全に完璧である、という意味でも使われることがあるよ。「天衣無縫に振る舞う」って言うときは、自然に完璧に振る舞う、という意味になるよ。
ちなみに、この言葉の出どころは、「霊怪録」という本に登場する人物、郭翰が使ったことから来ているんだよ。
天衣無縫(てんいむほう)の使い方
ねえねえ、健太くんはあきこちゃんのどんなところが好きなの?
好きなところ?全部だよ!
1つ選ばなきゃいけないんだったら、明るくて、裏表がなくて、素直で可愛らしいところかな!
天衣無縫って感じ!
1つ選ばなきゃいけないんだったら、明るくて、裏表がなくて、素直で可愛らしいところかな!
天衣無縫って感じ!
へ~!あきこちゃんのこと、大好きなんだね!
ファイト~!笑 応援してるよ!
(ニヤニヤ・・・。なんかこういう話聞くと、微笑ましくて、こっちが恥ずかしくなってニヤけてしまうわ・・・。笑
まあ、聞いたの私なんだけどさ・・・。笑)
ファイト~!笑 応援してるよ!
(ニヤニヤ・・・。なんかこういう話聞くと、微笑ましくて、こっちが恥ずかしくなってニヤけてしまうわ・・・。笑
まあ、聞いたの私なんだけどさ・・・。笑)
ありがとう!頑張るよ!!
(嬉しい!)
(嬉しい!)
天衣無縫(てんいむほう)の例文
- 私の家で飼っている猫は、天衣無縫でたまらなく可愛い。
- 彼は天才アスリートでありながら、天衣無縫なところがあるため、多くのファンの心をつかんでいる。
- 遊園地で子どものようにはしゃぐお父さんを見て、天衣無縫だなと私は思った。
- 僕がサプライズで彼女にプレゼントをしたら、彼女は「本当!?ありがとう!!」と言って、目をキラキラ輝かせて喜んでいた。この時の彼女の天衣無縫な姿に癒やされた。
- 「あなたは大人だけど、天衣無縫なところがあって可愛いわね。」と知り合いのおばさんに言われた。童顔な見かけからなのか、天衣無縫な人だと思われやすいようだ。
- アイドルである彼女は、少し抜けているところがあるが、天衣無縫で誰からも愛される優しい性格の持ち主だ。
天衣無縫の文学作品などの用例
- すべてが型破りで、それで天衣無縫の善智識で、なおかつ八十八歳の高齢を全うされたお方だ、と話してきかせた。<野上弥生子・秀吉と利休>
それはまた、人が非常に純真で、全く嫌味がない様子を表すこともあるんだ。