天衣無縫の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
天衣無縫
【読み方】
てんいむほう
【意味】
詩や文章などが、技巧のあとを感じさせず自然で、美しく完成されていること。また、人柄が飾り気なく、無邪気であること。

「天衣無縫」は、天女の衣に縫い目がないという話に由来する言葉だよ。そこから、技巧のあとが見えず自然で美しい詩や文章、また、気取らず無邪気な人柄を表すんだ。

ニャルほど! 難しい言葉を飾り立てなくても、自然で美しい詩や文章に使えるんだニャ。オラ、人に使うときは、何でも完璧にできることではなく、飾り気のない無邪気さを表すとわかったニャン。
【語源・由来】
中国の説話で、天女の衣には縫い目がなく、針や糸で縫って作るものではないと語られたことから。そこから、人の作為を感じさせない自然な美しさを表すようになった。
【典拠・出典】
『太平広記』巻六十八所引『霊怪集』「郭翰」
【類義語】
・天真爛漫(てんしんらんまん)
・無縫天衣(むほうてんい)
【関連語】
・縦横無礙(じゅうおうむげ)
「天真爛漫」は主に飾り気のない人柄についていう言葉。「天衣無縫」は、人柄のほか、詩や文章などの自然な美しさにも使う。
【英語訳】
effortlessly elegant (of writing)
natural and unaffected (of a person)
英語例文
effortlessly elegant は「自然で洗練された美しさがある」、natural and unaffected は「飾り気がなく自然な」という意味。
英文例
彼女の詩は天衣無縫な美しさをもっている。
Her poetry has an effortless elegance.
彼は天衣無縫な人柄で親しまれている。
People like him for his natural, unaffected personality.
effortlessly elegant は「自然で洗練された美しさがある」、natural and unaffected は「飾り気がなく自然な」という意味。
英文例
彼女の詩は天衣無縫な美しさをもっている。
Her poetry has an effortless elegance.
彼は天衣無縫な人柄で親しまれている。
People like him for his natural, unaffected personality.
天衣無縫(てんいむほう)の解説
カンタン!解説
「天衣無縫」は、詩や文章などに技巧のあとが見えず、自然で美しく仕上がっていることを表すんだよ。また、飾り気がなく無邪気な人柄についても使えるんだ。
「天衣」は天人の衣、「無縫」は縫い目がないこと。天女の衣には人の手で縫い合わせた跡がないという説話から、作為を感じさせない自然な美しさのたとえになったんだ。
詩や文章に使うときは、技巧を凝らした跡が目立たず、自然で美しいことを表すんだ。人柄に使うときは、気取りがなく純真で、無邪気な様子を表すよ。
たとえば「天衣無縫に振る舞う」は、飾らずに自然体で行動する様子のこと。何もかも完璧にこなすという意味ではないんだ。
もとになった説話は、『太平広記』に収められた「郭翰」の話だよ。郭翰が天女の衣に縫い目がない理由を尋ねると、天女は「天上の衣は針や糸で作るものではない」と答えたと伝えられているんだ。
天衣無縫(てんいむほう)の使い方

健太くん、図書室で見つけたこの詩を読んでみて。

わあ! 難しい言葉を使っていないのに、景色が目に浮かぶよ。

わざとらしい飾りがなくて美しいわね。まさに天衣無縫な詩だわ。

ぼくもこんな詩を書いてみたいな。今度は説明を長くしすぎないようにするよ!
天衣無縫(てんいむほう)の例文
- その詩は技巧を凝らした跡が見えず、天衣無縫な美しさを感じさせた。
- 彼は世界的な選手なのに、取材では飾り気のない天衣無縫な人柄を見せた。
- 彼は初対面の人にも気取らず話しかける、天衣無縫な人柄で親しまれている。
- 誕生日の贈り物を受け取った少女は、天衣無縫な笑顔で喜んだ。
- その画家の作品は、筆遣いが自然で、天衣無縫な魅力を備えている。
- 彼女の天衣無縫な言動は周囲を和ませ、多くの人から親しまれていた。
天衣無縫の文学作品などの用例
- すべてが型破りで、それで天衣無縫の善智識で、なおかつ八十八歳の高齢を全うされたお方だ、と話してきかせた。<野上弥生子・秀吉と利休>






















