【四字熟語】
鄭衛桑間
【読み方】
ていえいそうかん
【意味】
国を滅ぼすような下品でみだらな音楽のこと。
【語源・由来】
「鄭」「衛」は中国、春秋時代の国の名。「桑間」は衛の地名。、殷の紂王の作った淫靡な音楽のことでもある。
【典拠・出典】
『礼記』「楽記」
【類義語】
・桑間濮上(そうかんぼくじょう)
・鄭衛之音(ていえいのおん)
・濮上之音(ぼくじょうのおん)
鄭衛桑間(ていえいそうかん)の使い方
健太くん。今流れているあの音楽が聴こえる?
聴こえるよ。今、とってもはやっているんだよね。
あの曲の詩は下品で鄭衛桑間よね。
確かにそうだよね。あんな曲がはやっているなんて嘆かわしいことだよね。
鄭衛桑間(ていえいそうかん)の例文
- この曲は、今は無き独裁者の国の国歌で鄭衛桑間といえるでしょう。
- 鄭衛桑間が巷で流れているようなこの国の未来は暗いものです。
- このCDに入っている曲は鄭衛桑間、国を亡ぼすといわれている呪われた曲ですが、聴いてみる勇気がある人はいますか?
- 今ラジオで流れている曲は鄭衛桑間だから、すぐに放送を中止していただきたい。
- 世紀末になり、鄭衛桑間が再び若者の間で流行し始めていて、戦争を経験した世代は危機感を募らせています。