【四字熟語】
天之美禄
【読み方】
てんのびろく
【意味】
酒の異称。
【語源・由来】
酒をたたえていう語。「美禄」はよい俸禄。天から授かったありがたい贈り物という意味から。
【典拠・出典】
『漢書』「食貨志」
【類義語】
・百薬之長(ひゃくやくのちょう)
・儀狄之酒(ぎてきのさけ)
・杯賢杓聖(はいけんしゃくせい)
・麦曲之英(ばくきょくのえい)
・忘憂之物(ぼうゆうのもの)
天之美禄(てんのびろく)の使い方
父さんが、最近疲れ切った顔をしていて、とても心配なんだよ。
そういう時は、天之美禄をあげるといいわよ。
父さんは、前みたいに元気になってくれるかな?
きっと元気になってくれるわよ。何しろ天之美禄、天から授かったありがたい贈り物なんだから。
天之美禄(てんのびろく)の例文
- 天之美禄があるおかげで、毎日わしは幸せだとおじいちゃんはいいます。
- 私にその仕事をさせたいのならば、天之美禄を持ってきなさい。
- 天之美禄は、古来、向精神薬として用いられてきましたが、飲みすぎは体に毒になります。
- 百薬の長とはいえど万の病は天之美禄より起れというから深酒はしないようにしています。
- 天之美禄をたしなむ程度に寝る前に飲むと、よく眠れる上に、朝すっきりと起きることができるんです。