意匠惨憺の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
意匠惨憺
【読み方】
いしょうさんたん
【意味】
詩や絵画などの制作で、よりよい構想や表現を求めて工夫を凝らし、苦心すること。転じて、物事を考案したり作り上げたりするために、さまざまに心を悩ませること。

「意匠惨憺」は、詩や絵などを作る際、構想や表現を工夫しようと苦心することだよ。杜甫の詩では、絵師が馬を描くために構図を練る様子を表しているんだ。

絵の構図を何度も考えたり、表現を工夫したりする苦労なんだニャ。オラも、完成した作品を見るときは、その裏にある努力を想像してみたいニャン!
【語源・由来】
「意匠」は作品の構想や工夫、「惨憺」は心を悩ませて苦心する様子を表す。唐の詩人・杜甫の「丹青引」に「意匠惨澹経営中」とあり、画家の曹覇(そうは)が馬の絵を描くため、構図を練って苦心する様子を詠んでいる。ここでの「経営」は事業の運営ではなく、絵の構図を工夫すること。「意匠惨憺」は「意匠惨澹」とも書く。
【典拠・出典】
杜甫「丹青引(たんせいのいん)」
【類義語】
・苦心惨憺(くしんさんたん)
・粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)
【関連語】
・悪戦苦闘(あくせんくとう)
・孤軍奮闘(こぐんふんとう)
【英語訳】
to struggle over the design of something
to painstakingly devise a work of art
英語例文
画家は馬の躍動感を表すため、意匠惨憺して構図を練った。
The painter worked painstakingly on the composition to convey the horse’s energy.
画家は馬の躍動感を表すため、意匠惨憺して構図を練った。
The painter worked painstakingly on the composition to convey the horse’s energy.
意匠惨憺(いしょうさんたん)の解説
カンタン!解説
「意匠惨憺」は、詩や絵、物語などを作るとき、表現や構成をどう工夫するか考え抜き、苦心することだよ。
「意匠」は構想や工夫、「惨憺」は心を悩ませること。仕上がった作品が美しくても、その裏では何度も構図を練り直すなどの苦労があるということなんだ。
由来は、唐の詩人・杜甫の「丹青引」。画家の曹覇が、馬の絵を描こうと苦心して構想を練る様子を詠んでいるんだ。
単に作業が大変だというだけではなく、よりよい作品を生み出すために工夫を重ねることが、この言葉の大切な意味なんだよ。
意匠惨憺(いしょうさんたん)の使い方

健太くん、文化祭のポスター、まだ完成していないの?

うん……。みんなに伝わるように文字と絵を配置したいけど、なかなか決まらないんだ。

何度も構図を考えて工夫しているのね。まさに意匠惨憺だわ!

ありがとう! もう少し工夫して、見やすいポスターに仕上げるよ!
意匠惨憺(いしょうさんたん)の例文
- 画家は馬の姿を躍動的に描こうと、意匠惨憺して構図を練った。
- 絵本作家は見開きの構成に意匠惨憺し、何度も下絵を描き直した。
- 建築家は美しさと使いやすさを両立させる設計に意匠惨憺した。
- 舞台衣装のデザイナーは、時代背景を表現しようと意匠惨憺した。
- その詩の簡潔な言葉づかいには、詩人の意匠惨憺の跡が感じられる。


















