著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

名存実亡【めいそんじつぼう】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
名存実亡

「名存し実亡ぶ」とも読む。

【読み方】
めいそんじつぼう

【意味】
名前だけが残って実質が失われること。物事が見かけだけになること。

【典拠・出典】
韓愈「処州孔子廟碑」

【類義語】
有名無実(ゆうめいむじつ)
・虎皮羊質(こひようしつ)
羊質虎皮(ようしつこひ)
羊頭狗肉(ようとうくにく)

名存実亡(めいそんじつぼう)の使い方

健太
生徒会って生徒のための生徒による会だよね。
ともこ
そうよ。生徒たちが楽しく学校生活を送るためにがんばる会よ。
健太
でも、今の生徒会は先生の言いなりで、名存実亡、なくなってもだれも困らないような組織だよね。
ともこ
残念ながら、健太くんの言う通りよ。だから私が生徒会長に立候補して、生徒会を立て直すわ。

名存実亡(めいそんじつぼう)の例文

  1. 実力が伴っていない肩書は名存実亡、自ら辞職するべきです。
  2. 名存実亡で張りぼてのまがい物だから、見た目に騙されてはいけません。
  3. 働き方改革は名存実亡、結局、残った仕事は家でやらないといけないから、忙しさは変わらない。
  4. プレミアムフライデーは名存実亡、大抵の人が予想していたことだけれども、もうそろそろ消えてなくなるでしょう。
  5. 名存実亡な意味のない儀式は、節税のために思い切ってやめてしまいましょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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