【四字熟語】
爛額焦頭
「焦頭爛額」とも書く。また「焦頭」は「燋頭」とも書く。
【読み方】
らんがくしょうとう
【意味】
根本を忘れ些末なことを重視すること。また、物事を非常に苦労してすること。
【語源・由来】
「爛額」は額が爛れる意、「焦頭」は頭を焦がすこと。火災を予防する方法を教えた者は感謝されず、火災が起きてから頭を焦がし額を爛れさせて消火にあたった者だけが礼をされるということから。また、一命を賭して消火にあたる意にも用いる。
「焦頭爛額を上客と為す」の略。
【典拠・出典】
『漢書』「霍光伝」
【類義語】
・釈根灌枝(しゃくこんかんし)
・舎本逐末(しゃほんちくまつ)
・主客転倒(しゅかくてんとう)
・焦頭爛額(しょうとうらんがく)
・本末転倒(ほんまつてんとう)
爛額焦頭(らんがくしょうとう)の使い方
健太くんはダイエットするために、ウォーキングをしていたんじゃないの?
そうだよ。
それなのにウォーキングの最中にパン屋さんでパンを買って食べていたら爛額焦頭じゃないの。
焼きたてのいい香りについつい負けてしまうんだよね。
爛額焦頭(らんがくしょうとう)の例文
- 学ぶために大学に行くのに、校舎のきれいさで決めるようでは爛額焦頭ですよね。
- 爛額焦頭とならないように、シンプルで簡単な道を模索しよう。
- 健太くんは爛額焦頭というように、優勝を意識するあまり一番大切なことを忘れています。
- ランニングのためのシューズを買いに行ったのに、機能性ではなくデザインで決めるなんて爛額焦頭だよ。
- 健太くんは簡単なことでも難しくする天才で、大抵爛額焦頭となっています。