【四字熟語】
焦唇乾舌
「乾舌焦唇」ともいう。「唇」は「脣」とも書く。
【読み方】
しょうしんかんぜつ
「唇を焦がし舌を乾かす」と訓読する。
【意味】
唇や舌が乾くほどに辛苦すること。大いに焦燥すること。また、大いに言い争うことのたとえ。大いに焦るさまに用いられることもある。
【語源・由来】
唇が焦げ舌が乾く意から。
【典拠・出典】
『史記』「仲尼弟子伝」
【類義語】
・意匠惨澹(いしょうさんたん)
・苦心惨憺(くしんさんたん)
・粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)
焦唇乾舌(しょうしんかんぜつ)の使い方
健太くん。この暑いのに何をそんなにかっかと怒っているの?
焦唇乾舌して仕上げた夏休みの宿題を父さんがゴミと勘違いして捨ててしまったんだ。
それは怒りたくなるわね。
捨てられたことよりもゴミと勘違いされたことの方が悔しい。
焦唇乾舌(しょうしんかんぜつ)の例文
- 健太くんとともこちゃんは意見が合わず、焦唇乾舌した。
- ともこちゃんは、締め切りが迫っているのに完成のめどが立たず焦唇乾舌しています。
- 開会目前にして、関係者の不祥事が相次いで発覚し、まさに焦唇乾舌という感じだ。
- 夏休みの最終日の健太くんは、毎年、焦唇乾舌という様子で、恒例行事になっています。
- 出かける直前に、家の鍵が無いことに気付いたともこちゃんは、焦唇乾舌、パニックになる寸前でした。