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粗鹵迂遠【そろうえん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
粗鹵迂遠

【読み方】
そろうえん

【意味】
粗末で役に立たないこと。

【語源・由来】
「粗鹵」は、粗末なこと。「鹵」は、おろそか。「迂遠」は、回りくどく、実際の役に立たないこと。

【典拠・出典】

【類義語】
杜撰脱漏(ずさんだつろう)
粗製濫造(そせいらんぞう)
杜黙詩撰(ともくしさん)

粗鹵迂遠(そろうえん)の使い方

ともこ
健太くんの携帯電話は粗鹵迂遠ね。使えるの?
健太
粗鹵迂遠に見えるけど、これでも使えるんだよ。
ともこ
お兄ちゃんのお下がりなの?
健太
そうなんだ。お下がりは弟の宿命だよね。

粗鹵迂遠(そろうえん)の例文

  1. 健太くんが作った商品は粗鹵迂遠で、販売できない。
  2. 思い出が詰まっていても粗鹵迂遠なものは、思い切って捨てましょう。
  3. 借りたアパートは、粗鹵迂遠だったようで、床がぬけ落ちた。
  4. 印刷ミスのある名刺なんて粗鹵迂遠、こんなの使えない。
  5. ともこちゃんは、焙煎したコーヒー豆の中から粗鹵迂遠な豆を取り出すバイトをしています。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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