【四字熟語】
内股膏薬
【読み方】
うちまたごうやく
【意味】
自分なりの考えや方針がなく、利害や都合次第であちらについたり、こちらについたりする、節操のない人のたとえ。
「膏」は「こう」とも読む。
【語源・由来】
大股の内側に貼った膏薬が、右についたり左についたりすることから。自分のしっかりとした考えがないため、その時の状況で考えが変わってしまい、いつもふらふらして態度がはっきりしない人のことを、おもしろくたとえていう。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・二股膏薬(ふたまたこうやく)
・股座膏薬(またぐらこうやく)
・阿諛迎合(あゆげいごう)
・巧言令色(こうげんれいしょく)
・八方美人(はっぽうびじん)
【英語訳】
The inside of thighs 、Plaster
英語例文
あの男は内股膏薬だ。He will run with the hounds and hold with the hare.
あの男は内股膏薬だ。He will run with the hounds and hold with the hare.
内股膏薬(うちまたごうやく)の使い方
私ね、自分の本音を言えず、友だちに合わせることで疲れてしまったんだ。
そう! どうして友だちに合わせるの?
他人から嫌われたくない気持ちが強くて、自分の思っていることは言えないでいるの。
それは内股膏薬だよ。あとで友だちもいなくなってしまうから、もっと自分に自信をもって、自分の意見を言った方がいいよ。これから直せるから頑張っていこうね。
内股膏薬(うちまたごうやく)の例文
- この会社では上を目指すには内股膏薬も上手く利用していかなくてはならないようだ。
- 相手に気に入られようとこびへつらい,内股膏薬でとても信用できない。
- 内股膏薬をしているような人には、社会人として未熟だ。
- 側で見ていると腹立たしくなる、彼の内股膏薬の上司への対応だ。
まとめ
「内股膏薬」は世の中には結構存在している。
自分の意見に不安があり、人から言われるとそちらに傾倒していく。自分自身に責任のある人間になるべきだ。