【四字熟語】
河山帯礪
「河山帯厲」とも書く。
【読み方】
かざんたいれい
【意味】
永久に変わらない堅い誓約のたとえ。また、国が永遠に栄え安泰であるたとえ。
【語源由来】
「河」とは、黄河のこと。「山」とは、泰山のこと。「礪」とは、砥石のこと。
広い黄河が、たとえ帯のように細くなって、高い泰山がすりへって砥石のように平らになることがあっても、永久に変わることはないということから。
「封爵(ほうしゃく)の誓いに曰(いわ)く、河をして帯の如(ごと)くし泰山をして厲(れい)の若(ごと)くならしむるも、国以(もっ)て永寧にして爰(ここ)に苗裔(びょうえい)に及ぼさん、と」
【典拠・出典】
『史記』「高祖功臣侯者年表」
【類義語】
・山礪河帯(さんれいかたい)
・礪山帯河(れいざんたいが)
・帯厲之誓(たいれいのちかい)
河山帯礪(かざんたいれい)の使い方
この国は、すっかり平和になったと思わないかい。
そうね。争いもなくて、安心して暮らせるようになったわね。
昔はいろいろな争い事があったのかもしれないけれど、これからは河山帯礪だと思うよ。
そう願っているわ。
河山帯礪(かざんたいれい)の例文
- 私の国は河山帯礪、この先もずっと平和な日々が続くだろう。
- 河山帯礪という、この誓いを必ず守ってくれ。
- 河山帯礪というような国を作るために、今この危機を乗り越える必要がある。
- 約束というものは、簡単にしてはいけないよ。これは、河山帯礪ということを忘れないで欲しい。
まとめ
河山帯礪というように、とても固い誓約をするということは、そう何度もあることではないかもしれません。
しかし、どんな約束でも守らなければ、信頼されなくなってしまう恐れがあります。
約束はきちんと守るようにしたいものですね。