旧態依然の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
旧態依然
【読み方】
きゅうたいいぜん
【意味】
もとのままで、少しも発展や進歩がないようす。
なるほど、それはつまり、「全然変わらずに、昔のまんま」ってことやな。
ずっと昔と同じで、新しさや変わり映えがないんやな。
これは、「進歩しないでずっと同じ」っていう様子を描いてるんやな。
ずっと昔と同じで、新しさや変わり映えがないんやな。
これは、「進歩しないでずっと同じ」っていう様子を描いてるんやな。
【語源由来】
「旧態」とは、昔から変わらない状態のこと。「依然」は、もとのとおりの意。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・旧套墨守(きゅうとうぼくしゅ)
・十年一日(じゅうねんいちじつ)
・保守退嬰(ほしゅたいえい)
【対義語】
・日進月歩(にっしんげっぽ)
・面目一新(めんもくいっしん)
【英語訳】
remaining unchanged (from the old state of things)
none the better for the change (if at all)
旧態依然(きゅうたいいぜん)の解説
カンタン!解説
「旧態依然」っていうのは、昔のままで、全然変わってない、進歩も発展もないって意味だよ。
なんかね、「旧態」っていうのは、ずっと前からの状態や様子を指すんだ。「依然」っていうのは、前と全然変わらない、まったく同じって意味だよ。
例えば、「旧態依然とした生活ぶり」というときは、昔と全然変わらない、一向に新しさがない生活の様子を指すんだ。たとえば、自分の部屋を片づけることなく、ずっと散らかったままの状態を続けている、とかそういう感じだね。
旧態依然(きゅうたいいぜん)の使い方
この前、授業参観に珍しく父さんが来たんだけど、学校という組織は昔から変わらず旧態依然としているなあって言っていたんだよ。
へえ。そんなに変わっていないのかしら?
父さんは、先生と生徒の心の距離は昔より近くなったけれども、教科書の内容も教室の雰囲気も、授業の進め方もすべてが進歩がないって言っていたよ。
ああ。それは私のお母さんも言っていたわ。私がスイミーという話を国語で習った時、「これ、私も習ったわ。好きだったの。」って言っていたわ。
旧態依然(きゅうたいいぜん)の例文
- 明治維新以降、欧化主義によって日本の文化を旧態依然の古い物とする考え方も登場し、伝統文化が危機に陥りそうになった事もあった。
- 警察官が主役の小説を読んでいるが、警察組織は旧態依然としていて、武士の延長線上の組織のように書かれていた。
- この会社の旧態依然としたところが経営危機の原因だと思うので、創業家を排除し新しい風を吹き込むべきだ。
- 彼は旧態依然な歌舞伎の世界に飽き足らず、映画のオーディションを受け、今や芸能界になくてはならない存在感のある俳優だ。
- 彼の母親の考えかたは旧態依然としていて、いまだにご主人の三歩後ろを歩く。
旧態依然の文学作品などの用例
- 庫裡も、家族も旧態依然として感じられるのに、自分ひとりが新鮮になっている。<丹羽文雄・菩提樹>
古い慣習や状況がそのままで、進歩や成長が見られないことを言うんだ。