苦心惨憺の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
苦心惨憺
【読み方】
くしんさんたん
【意味】
心をくだいて非常な苦労を重ね、工夫を凝らすこと。
はぁ~、「色々なこと考えて、めっちゃ苦労しながらがんばる」ってことやな。
全力で考えて、頑張るんやな。
これは、「大変なことでも頭を使って最後までがんばる」って意味があるんやね。
全力で考えて、頑張るんやな。
これは、「大変なことでも頭を使って最後までがんばる」って意味があるんやね。
【語源・由来】
苦心惨憺の「苦心」とはあれこれ心をくだいて考えること。「惨憺」は心をくだき悩ますこと。
憺は「澹」や「淡」とも書く。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・悪戦苦闘(あくせんくとう)
・意匠惨憺(いしょうさんたん)
・経営惨憺(けいえいさんたん)
・焦唇乾舌(しょうしんかんぜつ)
・彫心鏤骨(ちょうしんるこつ)
・銘肌鏤骨(めいきるこつ)
・粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)
【英語訳】
after considerable effort
takes great pains
costs great trouble
英語例文
この論文を仕上げるのに苦心惨憺した。
I took great pains over the essay.
この論文を仕上げるのに苦心惨憺した。
I took great pains over the essay.
苦心惨憺(くしんさんたん)の解説
カンタン!解説
「苦心惨憺」っていうのは、すごく頑張って、たくさんの苦労を経験しながら、色んな考え方を試して問題を解決しようとすることを表すんだよ。
「苦心」っていうのは、色んなことを考えて悩むこと。「惨憺」っていうのは、心を痛めて困ったり悩んだりすることだよ。「憺」っていう字は、「澹」や「淡」って書き方もあるんだ。
例えば、「会社の再建に苦心惨憺する」と言うとき、それは会社を立て直そうとして、たくさんの困難を乗り越えて、たくさん考えて頑張ってる状態を表しているんだよ。大変だけど、最後まで諦めずに頑張るんだよ。
苦心惨憺(くしんさんたん)の使い方
健太くん、聞いたわよ!また妹泣かしたんですって!
あんなやつ知らないよ!あっちが悪いんだもん!俺が5日間も苦心惨憺して塗ったプラモデルを壊したんだ!
そうだったの、だけど泣きながら謝ってたわよ。新しいの作ればいいじゃない。
もう同じものは作れないよ!あのプラモデルは限定品でもう売ってないんだから!
苦心惨憺(くしんさんたん)の例文
- 今日の会議でのプレゼンのために徹夜し苦心惨憺して準備をしたんだ。必ず成功し、高い評価を得られるはずだ。
- 彼は今でこそ世間から天才などと言われているが、今のような成功を得たのは学生時代の苦心惨憺たる努力があったおかげである。
- 私が1年という長い月日を費やし苦心惨憺して書き上げた小説をたったの一言「つまらない」と言われとても腹が立った。
- みんなで苦心惨憺して考えた振り付けなんだ、大会で優勝できなくてもいいからとにかく楽しもう!
- 2ヶ月前から準備して苦心惨憺して練りに練った企画だったのに、会議で一瞬に却下されてしまった。
苦心惨憺の文学作品などの用例
- 当時の広東当局の奏文を読むと、苦心惨憺のあとがうかがわれる。<陳舜臣・阿片戦争>
心から深く考えて、全力で努力するという姿をイメージしてみてね。