甲論乙駁の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
甲論乙駁
【読み方】
こうろんおつばく
【意味】
いろいろな意見が出たり、お互いがあれこれ主張して意見がまとまらないこと。
それは、みんなが「うちの意見が正しいんや!」と自分の考えを主張しすぎて、全体としてはちょっと混乱するってことやな。
まあ、それぞれが思い思いにしゃべって、一つの答えに決まらへん場面やな。
これは、「みんなが自分の意見を主張すると、なかなかまとまらんこともある」って教えてくれる言葉やで。
まあ、それぞれが思い思いにしゃべって、一つの答えに決まらへん場面やな。
これは、「みんなが自分の意見を主張すると、なかなかまとまらんこともある」って教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
甲の人が論ずると、乙の人がそれに反駁(はんばく)するというように、議論がいろいろでるということから。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・議論百出(ぎろんひゃくしゅつ)
・議論沸騰(ぎろんふっとう)
・議論紛紛(ぎろんふんぷん)
・諸説紛紛(しょせつふんぷん)
【対義語】
・衆口一致(しゅうこういっち)
・満場一致(まんじょういっち)
【英語訳】
argue for and against.
arguments pro and con; arguing for and against [something] with no resolution in sight.
甲論乙駁(こうろんおつばく)の解説
カンタン!解説
「甲論乙駁」っていうのは、みんなが色んな意見を言って、結局一つの答えにまとまらない状況を表すんだよ。これは、一人の人が何か意見を言うと、また別の人がそれに反対して、その反対意見に対してまた新たな意見が出てくる…っていう、キリがない議論のことを指すんだ。
例えば、「甲論乙駁してまとまらない」って言ったら、みんなが色んな意見を出して、結局どれが正しいのか決まらない状態を表してるんだよ。これは、クラスで何をするか決めるときや、家族でどこに旅行に行くか決めるときなんかにも使える表現だね。
甲論乙駁(こうろんおつばく)の使い方
今度のお祭りの話し合いは、なかなか進まないね。
みんないろいろな意見があるから、甲論乙駁していて、案がまとまらないわね。
ぼくは、やっぱり食べ物がいいと思うよ。
わたしは、わなげや射的も楽しそうだと思うわ。
甲論乙駁(こうろんおつばく)の例文
- 会議では甲論乙駁してしまい、結論が出ないまま次の会議へ持ち越しとなってしまった。
- 議論は甲論乙駁して、それぞれの意見をまとめ直すことになった。
- 国会ではたびたび甲論乙駁して、次の国会での議論に持ち越されることがある。
- 甲論乙駁したからといって、話し合いを持ち越したくないという意見が出ててしまい、話し合いが続けられることになった。
- 甲論乙駁する話し合いは、黙ったまま意見が出ないことよりも良いことだと思っている。
甲論乙駁の文学作品などの用例
- 他の細部の点で、甲論乙駁があった。が、藤吉郎は最初から沈黙している。<司馬遼太郎・新史太閤記>
みんなが自分の意見をはっきりと述べるが、その結果一つの意見にまとまらない、という状況だよ。