斎戒沐浴の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
斎戒沐浴
【読み方】
さいかいもくよく
【意味】
神仏に祈ったり、神聖な仕事をする前に、飲食や行動を慎んで、水を浴びて心身を清めること。
なるほどね。それは、「大事な儀式の前は、体も心もきれいにして、ちょっと厳しいルールに従う」ってことなんやな。
酒や肉を我慢して、自分を整えるんやな。
これは、「大切な時は準備と自制心が大事」っていう教えなんやろな。
酒や肉を我慢して、自分を整えるんやな。
これは、「大切な時は準備と自制心が大事」っていう教えなんやろな。
【語源・由来】
「斎戒」は物忌みをすること。
神をまつるときなどに、心身を清め汚れを去ること。
「沐浴」は髪やからだを洗い清めること。「沐浴斎戒」ともいう。
【典拠・出典】
『孟子』「離婁・下」
【類義語】
・精進潔斎(しょうじんけっさい)
・六根清浄(ろっこんしょうじょう)
【英語訳】
washing and purifying one’s body before praying or performing religious ceremonies.
performing one’s ablutions.
斎戒沐浴(さいかいもくよく)の解説
カンタン!解説
「斎戒沐浴」っていうのはね、神さまや仏さまにお願い事をする前や、特別な仕事をする前に、ご飯を控えたり、行動を気をつけたりして、シャワーを浴びたりして、心も体もきれいにすることを言うんだよ。
「斎戒」っていうのは、特別な日や祭りのときに、心と体をきれいにして、よくないもの(汚れ)を取り除くこと。つまり、いつもより気をつけて生活することだね。「沐浴」っていうのは、体や髪の毛を洗ってきれいにすること。
つまり、「斎戒沐浴」っていうのは、「きちんとした行動をして、体もきれいに洗って、神さまや仏さまにお願いする準備をする」っていう意味なんだよ。この言葉は、古い中国の本『孟子』から来ているんだよ。
でも、注意してほしいのは、「斎戒沐浴」は「沐浴斎戒」って言い方でも同じ意味だってことだよ。だから、どっちの言葉を使ってもOKだよ。
斎戒沐浴(さいかいもくよく)の使い方
お祭りの前に、水を浴びている人がいるのを見かけたけれど、なにか意味があるのかな。
それは、斎戒沐浴をしていたのだと思うわ。
肌寒い日だったけれど、水を浴びるなんて大変じゃないのかな。
神聖な仕事をする前に、心と体を清めるために、とても大切なことなのよ。
斎戒沐浴(さいかいもくよく)の例文
- 彼は斎戒沐浴をしてから、出発したそうだ。きっと、よほどの覚悟をしていったということだろう。
- 神聖な仕事をする前には、斎戒沐浴をすることで、心身ともに清める必要がある。
- 斎戒沐浴をすることは、神仏に関わる仕事をするうえで、とても大切なことだ。
- 斎戒沐浴をしたあとには、とても清々しい気持ちになっていた。
斎戒沐浴の文学作品などの用例
- そしてとりあえず清右衛門と二人、斎戒沐浴して神牌を社殿におさめ、浄誉とつれだって江戸へもどった。<杉本苑子・玉川兄弟>
神様や仏様に願いをかける前には、酒や肉を控えて、特別な心がけをするんだよ。