千辛万苦の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
千辛万苦
【読み方】
せんしんばんく
【意味】
さまざまな苦しみや難儀のこと。
それなら、「色んな困難を乗り越える」ってことやな。
いろいろな大変なことがあっても、それを乗り越えていくんや。
これは、「どんな困難でも乗り越える強さ」を教えてくれるんやで。
いろいろな大変なことがあっても、それを乗り越えていくんや。
これは、「どんな困難でも乗り越える強さ」を教えてくれるんやで。
【語源・由来】
「千」「万」は、数が多いことを示す。千万に辛苦ということ。
「秦簡夫(しんかんふ)」「趙礼譲肥(ちょうれいじょうひ)」四より出典。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・悪戦苦闘(あくせんくとう)
・艱難辛苦(かんなんしんく)
・千荊万棘(せんけいばんきょく)
・粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)
【英語訳】
all kinds of hardships; indescribable hardships .
千辛万苦(せんしんばんく)の解説
カンタン!解説
「千辛万苦」っていうのは、本当にたくさんの困難や大変なことを乗り越えていくことを表す言葉だよ。
「千」や「万」っていうのは、すごくたくさんっていう意味だから、「千辛万苦」は、数え切れないほどたくさんの苦労や困難を経験しているっていう意味なんだ。
例えば、「千辛万苦して成功を得る」という文は、山ほどの困難があったけど、それを全部乗り越えて、ついに成功を手に入れたっていう意味になるんだよ。大変なことがたくさんあっても、最後までがんばり続けることが大切だね。
千辛万苦(せんしんばんく)の使い方
健太くん、読書なんて珍しいわね。そんなに熱心になにを読んでいるの?
野球選手の自伝を読んでいるんだよ。とても才能にあふれているのに、次々に困難にあってしまって、苦労の連続だったそうだよ。
千辛万苦を乗り越えて、あれほどの成績を残したのね。
ぼくも、どんな困難でも乗り越えてみせるよ。
千辛万苦(せんしんばんく)の例文
- 彼は千辛万苦を乗り越えて、これほど会社を大きくしてくれた。この功績は、ずっと称えられることになるだろう。
- 長い旅の中では、千辛万苦することばかりだった。
- 人生とは千辛万苦を乗り越えることで、続いていくものなのかもしれない。
- 彼女はいつもにこにこ笑っていて、穏やかそうだけれど、過去には想像を絶する苦労があったようだ。千辛万苦を乗り越えたからこそ、強くなれるのかもしれない。
千辛万苦の文学作品などの用例
- あるいは右に、あるいは左に、あるいは緩に、あるいは急に、千辛万苦して、以て今日文明の境界に透徹せり。<中江兆民・三酔人経綸問答>
- 千辛万苦のうちに過した十六年の旅が、ばかばかしかった。敵に対する憎悪も、武士の意地も、亡父への孝節も、すべてが白々しい夢のように消えてしまった。〈菊池寛・仇討三態〉
様々な苦労を耐え忍ぶという意味が含まれているんだ。