悲歌慷慨の意味(出典・類義語)
【四字熟語】
悲歌慷慨
【読み方】
ひかこうがい
【意味】
悲しげに歌い、世を憤り嘆くこと。社会の乱れや自分の不運などを、憤り嘆くこと。壮烈な気概のたとえ。
そうかい、それって「社会がめちゃくちゃだったり、自分の人生がつらい時、その悲しみや怒りをものすごく感じて、激しく嘆く」ってことやな。
この言葉は、「強い感情を持って悲しみや怒りに立ち向かう姿」を教えてくれるんやな。
この言葉は、「強い感情を持って悲しみや怒りに立ち向かう姿」を教えてくれるんやな。
【典拠・出典】
『史記』「項羽記」
【類義語】
・慷慨悲歌(こうがいひか)
・慷慨悲憤(こうがいひふん)
・慷慨憤激(こうがいふんげき)
・悲憤慷慨(ひふんこうがい)
悲歌慷慨(ひかこうがい)の解説
カンタン!解説
「悲歌慷慨」っていうのは、とても悲しくて、何かに怒り、心の中で大きく嘆くことを表すんだよ。たとえば、世の中の問題や自分の運が悪いことなどに対して、強く怒り、悲しんでいる状況を指すんだ。
「悲歌」は、悲しそうに歌うことを意味し、「慷慨」は、強く嘆くことを表すんだよ。
そして、「慷慨悲歌」っていう言い方もあって、これも同じ意味だよ。つまり、この四字熟語は、とても強い気持ちで、何かに対して悲しくて、怒っているということを伝えるために使われるんだ。ちなみに、この言葉は『史記』という歴史書の中の「項羽紀」という部分から来ているんだよ。
悲歌慷慨(ひかこうがい)の使い方
毎朝道ばたのごみを拾いながら登校するようにしているんだけど、何でごみが減らないんだろう?
悲歌慷慨したくなるわよね。みんなが歩く道にごみを捨てる人の神経が理解できないわ。嘆かわしい。
たまにご苦労様って声を掛けてくれるおばあちゃんが唯一の僕の救いだよ。
悲歌慷慨しながらも毎日ごみ拾いを続ける健太くんはえらいわねえ。
悲歌慷慨(ひかこうがい)の例文
- 上司のミスを押し付けられた上に左遷された彼は、悲歌慷慨しました。
- 人を学歴で判断する人が多すぎると、就職活動中の彼女は悲歌慷慨していました。
- 政治家の不適切な発言を聞き、この国はどうなるのかと悲歌慷慨しました。
- 優先座席に堂々と座る元気な若者の姿を見て悲歌慷慨した。
- 友人に裏切られ悲歌慷慨した。
悲歌慷慨の文学作品などの用例
- 政論には客気の悲歌慷慨論多く、品行においては大塊肉を喫し大椀酒を飲むという。<山路愛山・経済雑論>
非常に強い感情、特に悲しみや怒りがこもっているという表現なんだ。