余裕綽綽の意味(出典・類義語)
【四字熟語】
余裕綽綽
【読み方】
よゆうしゃくしゃく
【意味】
ゆったりと落ち着いているさま。「余裕」はあせらずゆったりとしていること。ゆとりのあること。
なんやそれは、「まったくあせらずにのんびりとやる」ってことやな。
困ったことがあっても、ゆっくりと落ち着いて対処するんやな。
これは、「何があっても冷静に対応する大事さ」を教えてくれる四字熟語やで。
困ったことがあっても、ゆっくりと落ち着いて対処するんやな。
これは、「何があっても冷静に対応する大事さ」を教えてくれる四字熟語やで。
【典拠・出典】
『孟子』「公孫丑・下」
【類義語】
・言笑自若(げんしょうじじゃく)
・従容不迫(しょうようふはく)
・神色自若(しんしょくじじゃく)
・泰然自若(たいぜんじじゃく)
余裕綽綽(よゆうしゃくしゃく)の解説
カンタン!解説
「余裕綽綽」っていうのは、すごくリラックスして、落ち着いている様子を表す言葉なんだよ。
「余裕」ってのは、急いだり焦ったりせずに、ゆったりとした状態を言うんだ。「綽綽」ってのは、すごく楽な感じで、こせっかくない様子を表すんだよ。
例えば、「彼は余裕綽々たる態度で話を進めた」というと、彼が全く焦らず、リラックスして話を進めたって意味になるんだ。この言葉の出どころは、『孟子』という中国の古典文学で、公孫丑下という部分から来てるんだよ。
余裕綽綽(よゆうしゃくしゃく)の使い方
明日から試験だというのに、先生の手伝いなんかやっていて大丈夫なの?
ええ。普段から勉強をしてるから大丈夫よ。
余裕綽綽だねえ。
勉強は普段の積み重ねが大事なのよ。
余裕綽綽(よゆうしゃくしゃく)の例文
- 健太くんだけは、余裕綽綽だったけれども、あとの四人は顔がこわばっていました。
- ともこちゃんは、さっさとテストを終わらせて、余裕綽綽でぼんやり窓の外を見ていました。
- 面接の前で緊張している学生たちの中で、一人だけ余裕綽綽で鼻歌を歌っている人が居ました。
- 息切れしている健太くんの横をともこちゃんが、余裕綽綽の表情で走り去っていきました。
- 受験勉強で一番忙しい時に、時間を作ってくれてありがとうと言うと「そんなに大変じゃないですから」と余裕綽綽で言われてしまいました。
余裕綽綽の文学作品などの用例
- 孫市はそんな年ごろから、すでに余裕綽々として「おなご」を鑑賞していたらしい。<司馬遼太郎・尻啖え孫市>
何事にも動じず、ゆったりと過ごしているさまを描いているんだよ。