【四字熟語】
養虎遺患
【読み方】
ようこいかん
【意味】
敵である者を許してしまい、後に災いの元になるものを残すこと。
【語源・由来】
「史記」項羽紀より。
【類義語】
・放虎帰山(ほうこきざん)
養虎遺患(ようこいかん)の例文

青虫が僕の大事な木の葉っぱを食べていたんだ。

それで、駆除したの?

ううん。青虫も一生懸命生きているんだからと思って許したんだ。そうしたら、いつの間にか大きくなって巣立ったと思ったら、なんと!卵をたくさん産んで青虫が大発生、木が枯れたんだ。

養虎遺患ね。食べられた葉っぱに気が付いた時に駆除するべきだったわね。
養虎遺患(ようこいかん)の使い方
- 養虎遺患というように、敵に改心する気がない時は、後の憂いを断つためにも何らかの処分をすべきです。
- かつて見逃してやった万引き犯が、強盗団になってしまったので養虎遺患、誤った判断でした。
- 養虎遺患というが、かつて許した彼にこんなに脅かされることになるなんて。
- ここで情けをかけると、養虎遺患、後々、自分が苦しむことになるよ。
- 養虎遺患、存在を許容せず、早々に潰しておくべきでした。