論功行賞の意味(出典・類義語)
【四字熟語】
論功行賞
【読み方】
ろんこうこうしょう
【意味】
手柄の有無・大小を論じ定めて、それぞれに相応した賞を与えること。
つまり、「頑張りはちゃんと見てるから、報酬はお前の努力次第やで」ってことなんやな。
どんだけ頑張ったかで、ご褒美の大きさも変わるんや。
これは、「努力はちゃんと評価される」って教えてくれる言葉なんやで。
どんだけ頑張ったかで、ご褒美の大きさも変わるんや。
これは、「努力はちゃんと評価される」って教えてくれる言葉なんやで。
【典拠・出典】
『三国志』「魏志・明帝紀」
【類義語】
・恩威並行(おんいへいこう)
・信賞必罰(しんしょうひつばつ)
論功行賞(ろんこうこうしょう)の解説
カンタン!解説
「論功行賞」っていうのは、みんながどんなに頑張ったか、どんなすごいことをやったかを調べて、それぞれにちょうどいいご褒美をあげることなんだよ。「論功」は、みんながどんなに頑張ったか、どれだけのすごいことをやったかを調べることを指すんだ。
この言葉の出どころは、「魏志」っていう本の中の「明帝紀」っていう部分からきていて、「功を論じ賞を行い、各差有り」と書かれているんだよ。
たとえば、学校のスポーツ大会で、各チームがどれだけ頑張ったか、どれだけの点数を取ったかを調べて、それぞれに適した賞をあげること、それが「論功行賞」だよ。このとき重要なのは、みんながどれだけ頑張ったかを正しく評価して、それにふさわしい賞をあげることなんだよ。
論功行賞(ろんこうこうしょう)の使い方
母さんがテストでがんばったら論功行賞をくれるって。
へえ。それで、健太くんは次のテストで頑張るつもりなの?
論功行賞の内容にもよるなあ。
その程度の気持ちだと、また0点でしょうね。
論功行賞(ろんこうこうしょう)の例文
- オリンピック選手のメダルへの国からの論功行賞は意外と少ない。
- がんばりが認められて、論功行賞で厚遇されました。
- 運動会で健闘した健太くんに、先生は論功行賞を与え、表彰しました。
- 特許を取った商品が爆発的に売れたのに、日本では、発明者に十分な論功行賞がなされない。
- 論功行賞を口実に、自分に忠実な部下を集めました。
論功行賞の文学作品などの用例
- この出来事は、重臣団をはじめ士卒の端々にいたるまで、激しい衝撃を与えずにはおかなかった。本来ならば論功行賞を授けられてしかるべき勝利の将軍(ジェネラーレ)が、その温厚慎重さのゆえに面責され、追放に処せられたのである。<辻邦生・安土往還記>
誰がどれだけ頑張ったかをしっかり見極めて、それに合わせて称賛するという意味だ。