暖衣飽食の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
暖衣飽食
【読み方】
だんいほうしょく
【意味】
衣食に何の不足もない生活のこと。ぜいたくな生活をすること。
「暖衣飽食」は、暖かい服を着て、お腹いっぱい食べることから、十分に豊かな生活をしている状態を表す四字熟語なんだよ。
ええなー。それは「ほんまにええ生活やな、着るものに困らへんし、食べるものもたっぷりある」という状況を言うんやな。
それはつまり、「ほんまに恵まれた生活をしている」ってことやな。
これは、「生活が安定してて、なんにも困らん」って意味やな。
それはつまり、「ほんまに恵まれた生活をしている」ってことやな。
これは、「生活が安定してて、なんにも困らん」って意味やな。
【語源・由来】
「暖衣」は暖かい衣服、「飽食」は十分な食料のこと。
【典拠・出典】
『孟子』「滕文公・上」
【類義語】
・飽食煖衣(ほうしょくだんい)
・豊衣足食(ほういそくしょく)
・侈衣美食(しいびしょく)
・錦衣玉食(きんいぎょくしょく)
【対義語】
・粗衣粗食(そいそしょく)
【英語訳】
satisfactory and luxurious life
satisfactoryは「満足な」という意味の形容詞。luxuriousは「贅沢な」という意味の形容詞。
英文例
現代は暖衣飽食の時代だ。The present-day is an age that satisfactory and luxurious life.
英文例
現代は暖衣飽食の時代だ。The present-day is an age that satisfactory and luxurious life.
暖衣飽食(だんいほうしょく)の解説
カンタン!解説
「暖衣飽食」っていうのは、生活に困ることが全くない、すごく豪華な生活をしているという意味だよ。
「暖衣」っていうのは暖かい服のことで、「飽食」っていうのはお腹いっぱい食べ物があることを意味しているんだ。
この表現は、「暖」を「煖」って書くこともあるし、「飽食暖衣」っていう風に順番を逆にすることもあるよ。「暖衣飽食の生活」っていうときは、とにかく何も困らない、ゆったりとした生活をしているっていう意味だね。
ちなみに、この四字熟語の出典は、「孟子」っていう中国の古い書物で、特に「滕文公上」っていう部分から出てきているんだよ。
暖衣飽食(だんいほうしょく)の使い方
健太くんって、食べ物なにが好物なの?
嫌いなものはないね。なんでもおいしくいただきます!
暖衣飽食の時代なのに関心ね。それに比べるとわたしは苦手な食べ物が多くて
まあ、それを食べなくても他に食べるものがあるからいいんじゃない?
暖衣飽食(だんいほうしょく)の例文
- レストランやスーパーから出る食べ残しや賞味期限切れの食品の廃棄に関するニュースを聞くと、暖衣飽食な時代なのだと実感するとともに、他の国にとても申し訳なく思ってしまう。
- 日本は敗戦から見事に復興し、今では暖衣飽食の栄華を極めているが、謙虚になるべきところは謙虚にしないと、そのうちしっぺ返しが来るだろう。
- 暖衣飽食は、決して悪いことではない。衣食足りて礼節を知ると言うくらい、まずは自分達が満ち足りていないと、他の国を助けようという余裕が生まれないからだ。
- デフレの影響もあるのだろうが、食料品や衣料品にかかる費用もずいぶんと安くなった。景気は相変わらず上向き感が無いが、十分暖衣飽食だと思う。
- 先進国はおしなべて暖衣飽食で、とても平和な時代になったが、中東やアフリカは未だ戦乱や貧困に喘いでいる。
暖衣飽食の文学作品などの用例
- 最もはなはだしく、自由を奪われていたので、暖衣飽食は、これを見ながらにして、一部のものの独占にゆだねたのである。<舟橋聖一・悉皆屋康吉>